![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 初等教育演習Ⅰ/Seminar for Child Care and Primary EducationⅠ |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 髙橋 貴志 (人間総合学部初等教育学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 月/MON 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
乳幼児期の保育・教育が抱える課題について、複合的な視点(集団保育施設、家庭、地域社会等)から分析、検討を行い、課題解決に向けての処方箋の提案をめざす。 集団保育施設における保育実践を俯瞰的、総合的に考察する力を身につけ、修得した内容を保育実践に活かすことをめざす。 将来、教育者・保育者となる者として教科指導や教育・保育の各領域に関する理論と方法について学び、また教育・保育現場で生じる問題に対しての専門的研究と課題解決に向けた教育・保育実践に繋がる研究視点や手法を学び、卒業研究に繋げる力を培う。 |
---|---|
授業概要 /Course description |
「保育」という言葉は様々な学問分野で、様々な職種で使われているが、その言葉の解釈はすべての学問領域、すべての職種で了解されていると言えるだろうか。幼稚園教諭が捉える保育、保育所保育士が捉える保育、施設保育士が捉える保育、一般社会が捉える保育に違いはないのだろうか。本授業ではまず、この保育の意味の捉え直しを行う。その上で、現代社会が抱える保育に関する課題について、文献購読、フィールドワーク等を通して整理し、法制度、保育行政の視点も組み込みながら討議、検討していく。具体的には、幼保一元化の問題、少子化問題と保育者、幼保小連携の問題、幼稚園教育要領・保育所保育指針と保育の実際、子どもの安全保障と発達支援の関係、保育現場と地域との連携、放課後児童クラブ(学童保育)と小学校教育の関係、保育者養成の在り方などである。課題の設定は学生諸君の意向も組み込みながら行いたい。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:授業のねらい、進め方に関する説明 第2回:現代における「保育」の意味の検討①(保育概念の多様性に関する概要説明) 第3回:現代における「保育」の意味の検討②(グループワークによる意見交換) 第4回:日本における保育に関する法制度の歴史的変遷 第5回:欧米 における保育に関する法制度の歴史的変遷 第6回:保育行政と保育実践①(保育行政の役割に関する概要説明) 第7回:保育行政と保育実践②(グループワークによる意見交換) 第8回:保育の量と質に関する検討①(待機児童対策以前) 第9回:保育の量と質に関する検討②(待機児童対策以後) 第10回:幼保小連携に関する検討①(就学前教育の視点から) 第11回: 幼保小連携に関する検討②(小学校以降の学校教育の視点から) 第12回:家庭と保育現場の連携に関する現代的課題①(課題に関する概要説明) 第13回:家庭と保育現場の連携に関する現代的課題②(グループワークによる意見交換) 第14回:卒業研究に向けた文献購読①(保育理念に関する文献の紹介) 第15回:卒業研究に向けた文献購読②(保育理念に関する文献の批判的検討) |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
予習:現代社会が抱える保育に関する諸課題について、自分なりの問題意識を明確にしておくこと。 復習:授業で取り上げた諸問題について、自分なりの対応策を考えること。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 授業中配布するプリント資料をテキストとする。 【参考書】 適宜指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 発表時作成のレジュメ内容・発表時の態度(80%) 討議時の積極性、授業に臨む態度など(20%) 【評価基準】 自身の問題意識を明確にしたうえで、論文作成の基本的な手続きについて理解している。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 課題についてコメントする。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション)を取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html