科目名／Course title	算数／Arithmetic
担当教員（所属）／Instructor	上野　和彦 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分／Category	初等教育学科専門科目
授業形態／Type of class	講義
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	火/TUE　3
対象所属／Eligible Faculty	人間総合学部初等教育学科／Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年／Eligible grade	1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	授業のねらい：本講義では，算数について数学および教育学の双方の立場からその内容や教育目標，子どもが算数に関する概念構築を行う過程について学ぶ。これらを通して，算数を構成する各区分（「数と計算」，「図形」，「測定」，「変化と関係」，「データの活用」）の内容について理解を深めるとともに，子どもが算数を学ぶ過程について知ることをねらいとしている。 達成目標：算数という教科に関する知識・理解を深めるとともに，子どもが算数を学習する過程について理解することを達成目標としている。
授業概要 ／Course description	本講義では，まず，小学校学習指導要領に基づき，算数という教科の特性や，算数の内容区分の詳細，そこで扱われる数量・図形等の概念に関する理解や他教科との関連等に関する理解を深める。 　また，国内外で行われている学力論や学習指導要領の改訂の歴史等について知り，算数教育の動向について学ぶとともに，幼少期から子どもが算数に関する概念を構築する過程について理解を深める。 　こうした活動を総合して，算数教育に携わる者として必要な基礎的素養を修得する。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	次の1～15の項目を実施。それぞれに課題あり。 1．ガイダンス（授業概要と学習方法の説明） 2．「算数」という教科の特性 3．「数」とは何か 4．「図形」とは何か 5．「量」とは何か（「測定」の意義と手法を含む） 6．国内外における「算数」に関する学力論 7．数学的活動の意義 8．「変化と関係」とは何か 9．「データの活用」を扱う意義 10．「数と計算」に関する演習  11．「図形」に関する演習 12．「測定」に関する演習 13．「変化と関係」および「データの活用」に関する演習 　　（プログラミングに関する内容を含む） 14．全体総括 15．小学校算数についての再考・試験 ※学生の実態等に即して、若干の変更がありうる。
準備学習・履修上の注意 ／Notices	本講義には，グループディスカッションなどの活動があり，個人の積極的な参加が不可欠である。遅刻・欠席のないように留意するとともに，準備学習と復習を主体的に行う必要がある。 ガイダンスに際しては，テキスト２冊を準備し、シラバスに示される講義のねらいを理解した上で臨むこと。２回目以降の具体的な準備学習等についてはガイダンス及び毎回の講義内で詳細を説明する。  各回の授業外学習時間は約４時間が想定される。
教科書・参考書等 ／Textbooks	１．文部科学省『小学校学習指導要領解説　算数編』，日本文教出版株式会社, 2018． ２．鈴木 将史・青山 和裕『小学校算数科教育法』, 建帛社, 2018.
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 　各講義での課題(40%）及び試験（60％）の総合評価。課題には，個人提出課題だけではなく，グループディスカッションなども含まれる。 【評価基準】 　準備学習及び各講義内での学びや事後学習をふまえ、算数という教科と子どもが算数を学習する過程に関する基礎的な知識・理解ができればC，修得した知識・理解を基に教育者として算数を指導するために必要な視点の構築が認められればB，優れた点が認められる場合にはA，優れた部分が複数ある場合にはSとする。 【課題に対するフィードバックの方法】 次回授業内でのコメント及び第15回の全体総括にて行う。
備考 ／Notes	この授業は、問題解決学習、ディスカッション、グループワークを取り入れている。 ※状況により実施形態の変更がありうる。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html