科目名／Course title	生活／Life Environment Studies
担当教員（所属）／Instructor	根本　裕美 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分／Category	初等教育学科専門科目
授業形態／Type of class	講義
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	金/FRI　4
対象所属／Eligible Faculty	人間総合学部初等教育学科／Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年／Eligible grade	1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	小学校生活科の教科内容の研究
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	【授業のねらい】 　小学校低学年に設定されている生活科について研究し、その内容についての理解を深めることをねらいとする。 【達成目標】 〇生活科の理念や思想、教科新設までの経緯、教科目標や内容構成等を理解し、説明したり表現したりすることができる。 〇探検活動や制作活動などを通じて生活科を体験的に学び表現し、その特質や教師の役割等についての理解を深めることができる。 〇幼児期から児童期への子どもの成長や学びの連続性について理解することができる。
授業概要 ／Course description	本授業は，具体的な活動や体験を通して「自立し生活を豊かにしていく生活科」の教科内容について研究を行う小学校の「教科に関する科目」である。 　平成元年（1989）に、小学校低学年に新設された生活科の理論と方法を理解するとともに、生活科の教科目標や９つの内容のポイントやそれを扱うことの意味について捉える。また、低学年の教科である生活科と幼児教育、中学年以降の学習などのつながりを知り、カリキュラムの視点からの生活科理解を深める。その際、学習指導要領の内容について調べたり、その内容を発表したりすること、また「探検」や「制作」などの活動を実際に体験したりすることなどを取り入れ、生活科をより具体的に理解できるようにする。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回　小学校における生活科の位置づけ　オリエンテーション　 第2回　生活科の目標や学習指導の特質 第3回　生活科の誕生及び生活科が創設されるまでの経緯、改訂においての　 　　　　変遷 第4回　生活科が目指していることについて（生活科の授業の実際） 第5回　生活科の内容構成と内容の研究① 第6回　生活科の内容（１）「学校と生活」に関わる探検活動の体験 第7回　生活科の内容（１）「学校と生活」に関わる探検活動の交流 第8回　生活科の内容の研究② 第9回　生活科の内容（６）「自然や物を使った遊び」に関わる制作の体験 第10回   生活科の内容（６）「自然や物を使った遊び」に関わる制作の交流 第11回   生活科の内容の研究③ 第12回　生活科と生活科と生活科と幼児教育の関連　スタートカリキュラムを中心として 第13回　生活科と中学年以降の教育 　総合的な学習の時間を中心として 第14回　生活科授業と教師の役割　見取りと評価 第15回　まとめ　生活科の理解　自己の変容　※最終レポートの提出
準備学習・履修上の注意 ／Notices	＊受講に当たって、自分自身が経験した生活科の学習内容や活動について振り返り、生活科の内容を学習する意味を考えるとともに、指導者の立場を想定し、教師の働きかけや役割についても考えながら授業に臨んでほしい。 【授業外学修の内容】 ＊授業準備及び復習等に６０時間程度の学修時間を必要とする。テキスト（学習指導要領解説「生活編」等）を事前に読み、課題や疑問をもって参加することが望ましい。 ＊第5・8・11回は発表内容及び発表者が異なる。 ＊第6・7回は、小グループによる学修になる。小グループのメンバーが協力して調べ学習をしたり、「探検」活動を体験したりする。その後は、発表の構成を考え、その準備をする等の準備学修の必要がある。 ＊第9・10回の動くおもちゃを「制作」する活動では、制作のための材料の準備や講義時間外の試作、動画撮影などの事前事後学修を行う必要がある。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】※後期の「初等生活科指導法」と共通 ・文部科学省．『小学校学習指導要領』．東京書籍，2018　※児童教育コース共通 ・文部科学省．『小学校学習指導要領解説 生活科編』． 2018 ・文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター．『「指導と教科の一体化」のための学習評価に関する参考資料　小学校・生活』．東洋館出版社刊，2020 【参考書】 ・教員養成課程　生活科授業用教材　はじめて学ぶ教科教育１０　「初等生活科教育」（ミネルヴァ書房） ・新・教職課程演習　第15巻　「初等生活科教育、初等音楽科教育、初等図画工作科教育、初等家庭科教育、初等体育科教育、初等総合的な学習の時 間」（協同出版） ・「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園　教育・保育要領」(平成29年版)
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 レポートや授業中の積極的な取り組み態度を評価するとともに、発表や制作等の成果物を評価する。 ＊各回の授業への積極的な取組及び学修の振り返りの内容（40％)、表現・制作した提出物の発表と内容(30％)、最終レポートの内容(30％)により総合的に評価する。  【評価基準】 〇生活科の理念や思想、教科新設までの経緯、教科目標や内容構成等を学び、学修内容に対する理解や自己の考えをまとめ、表現している。 〇探検活動や制作活動などを通じて生活科の特質や教師の役割等についての理解し、表現したり発表したりしている。 〇幼児期から児童期への子どもの成長や学びの連続性について理解し表現している 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 ＊毎回の「学修の振り返り」の内容については授業において解説を行う ＊表現・制作した提出物や発表等については適宜コメントを行う。
備考 ／Notes	◆この授業は、公立小学校における指導的立場の実務経験がある教員（指導教諭）による授業であり、学校現場の経験を生かして実践的に授業を行う。 ◆基本的に対面方式で実施するが、内容によりmanaba courseを用いた資料配付やレポート等の課題の提出を行う。 ◆なお、授業では、【グループワーク】【発表（プレゼンテーション）】【フィールドワーク】を取り入れる。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html