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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 図画工作/Arts and Crafts |
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担当教員(所属)/Instructor | 椎橋 げんき (人間総合学部初等教育学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
子どもの表現活動(造形) |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
・乳幼児期の子どもの描く発達、つくる発達を知る。 ・表現活動の援助について学び、保育現場で使用される用具、材料等の基礎的な理解を深め、造形表現に関わる知見を得る。 ・子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、子どもの表現活動をより豊かにするため、保育の環境設定のあり方を理解する。 |
授業概要 /Course description |
概要 乳幼児期の活動は常に創造的である。子どもたちの豊かな情操を育む基盤となる生活=保育を発達とともに理解し、表現活動の援助を授業で体験しながら学ぶ。幼児の興味関心に触れていき、遊びから学ぶ数々の現象を捉え、子どもがどのような表現の可能性を持つのかを学ぶ。また、子どもの様々な表現活動の本質を捉えていけるよう、発達や表現のプロセスについての理解を深め、子どもの視線の先を広い視野で見ていける指導者の自覚を育む。授業で行う造形体験を通し自身も描くことやつくることを楽しみ、その過程で大人と子どもの表現の違いを知り、素材や用具について理解と配慮を考察していく。そこから見えてくる幼児教育から小学校教育へ移行する課題を考えていく。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 オリエンテーション:授業概要について 第2回 子どもと造形①子どもの探索活動、発見と出会い 第3回 子どもと造形②「描く」行為について 第4回 描く発達①乳幼児からの描画発達 第5回 描く発達②子ども独特の描画表現 第6回 環境設定による全身を使った造形表現 第7回 素材研究①描画材、絵の具 第8回 素材研究②描画材、パス、クレヨン、オイルパス 第9回 つくる発達①乳児期のつくる発達とはさみの解説 第10回 つくる発達②幼児期のつくる発達とはさみの活動 第11回 素材の教材化と「感じる」ことについて 第12回 素材研究③可塑性について(紙) 第13回 素材と用具についてとくっつける活動 第14回 ステープラーの活動と解説 第15回 ICTと使ったプログラミング言語による描画表現 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各回の予習はキーワード又は前の回で知らせる具体的なテーマについて調べ、疑問点や課題を挙げておく。 主に演習における体験を通した自らの気付きによる授業展開となる。受け身でなく、現場で必要とされる自発的な「問い」を持ち、履修すること。 各回の復習は授業のメインテーマとなった内容の文献をあたり、返却される演習をまとめたレポート(兼リアクションペーパー)の添削箇所を見直し、授業のポートフォリオを制作する。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 平田智久監修『〈感じること〉から始まる新・造形表現』 【参考書】 平田智久『すべての感覚を駆使してわかる乳幼児の造形表現』 保育出版社 2011 幼児造形教育研究会『みんないきいき絵の具で描こう!』株式会社サクラクレパス出版部2014 佐伯 胖編『共感―育ち合う保育のなかで』ミネルヴァ書房2007 茂木一司代表編集・郡司明子・手塚千尋編著『アート学習ハンドブック』学術研究出版2025.7月刊行予定 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ・レポート提出:各回の授業内における考察を規定用紙に自由記述する(50%):各回配布する授業テーマが記されたレポート(添削とコメントを添え返却)に規定用紙を満たす自由記述が行われているか、また自由記述から授業主旨の理解度を確認、これら2点を評価基準とする。 【評価基準】 ・ポートフォリオの提出(30%):各回の返却されたレポートの添削箇所を調べてあるか。また、演習の資料(制作物や写真)を1冊のスケッチブックにまとめ、授業のふりかえりが行えるポートフォリオになっているか、を評価の基準とする。 【課題(レポートやポートフォリオ)に対するフィードバックの方法】 ・授業における参加態度(20%)/実技を伴う演習に積極的に参加し自ら問いを持ちそれに向けた取り組み(アクティブラーニング)を行っているか。又、グループ学習では積極的に意見交換を行っているかが評価基準。 レポートの提出に際し、採点及びコメントをし、その内容をフィードバックとして学びを深めていく。 |
備考 /Notes |
この授業は、幼児教育に関する保育施設での実務業務と保育者への研修の実務経験のある教員による授業であり、子どもたちの遊びから発達や経験を読み取る経験を生かして実践的授業を行うものです。 【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html