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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 教育方法/Methodology of Education |
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担当教員(所属)/Instructor | 宮下 孝広 (人間総合学部初等教育学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業は、現代における情報通信技術(ICT)の発展を考慮しながら、子ども自身の学ぶ力を引き出し、蓄積された人類の社会的歴史的文化的な資産を効果的・効率的に伝達し、未来を創造する子どもたちを育成することが、如何にして可能かについて考察する。 教育方法に関する内容では、これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力を育成するために必要な、教育の方法、教育の技術、情報機器及び教材の活用に関する基礎的な知識・技能を身につける。 ICTの活用に関する教育の理論及び方法の内容としては、ICTを効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方、並びに幼児及び児童に情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための指導法に関する基礎的な知識・技能を身につける。 |
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授業概要 /Course description |
学び手である子どもたちは、本来学ぶ意欲に満ち溢れており、自ら学ぶ力を備え、学ぶことに方向づけられている。しかし、そのような本来の姿を教室で引き出すためには、教え手である教師の側に豊かな学びの経験と、それに対する省察が必要である。この時間の第1の課題は自分が受けてきた教室での経験をもとに、学ぶとはどのようなことかについて考えていくことである。 いっぽう学ぶ内容である知識は加速度的に増大する反面、情報通信技術(ICT)の進歩に伴って、網羅的に記憶する必要よりもそれをいかに活用するかが問題とされるようになっている。この時間の第2の課題は、自分が学んできた知識がどのような意味を持つのか、そしてそれを活かすために何が必要かについて考えていくことである。 これらを総合して、教室で教えるとはどのようなことか、それがいかにして可能になるのか、具体的に教材・教具の役割や、情報機器の活用を含む現代のICTに関する理解、そして特別な教育的ニーズへの対応などについて考察を広げることも合わせて、第3の課題とする。 具体的な学修内容は次の通りである。 ①これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な教育の方法を理解する。 ②教育の目的に適した指導技術を理解し、身につける。 ③ICT活用の意義と理論を理解する。 ④ICTを効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方について理解する。また、ICTを活用した効果的な授業や情報活用能力の育成を視野に入れた適切な教材の作成・活用に関する基礎的な能力を身に付ける。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回: イントロダクション:教育方法の概念と、その現代的課題―情報通信技術(ICT)の活用 第2回: 授業(保育活動)成立の要因(1):学級で学ぶことの意義 第3回: 授業(保育活動)成立の要因(2):学ぶ過程の多義性 第4回: 学習意欲と自ら学ぶ力 第5回: 学力と教育評価 第6回: 授業(保育活動)について(1):主体的・対話的で深い学びの実現 第7回: 授業(保育活動)について(2):教育の技術 第8回: 授業研究・教材研究の意義 第9回: 教育におけるICT活用の意義について(特別支援を含む) 第10回:教育におけるICT活用の実際について(1):多様な指導事例 第11回:教育におけるICT活用の実際について(2):指導法をめぐって(情報モラルを含む) 第12回:ICTを活用した教材開発・教材研究について 第13回:教育評価へのICTの活用と情報セキュリティについて 第14回:ICT活用のための環境整備と校務における活用について 第15回:遠隔授業・オンライン授業の可能性と限界について―まとめに代えて 第10~14回は、情報機器操作の実際的な指導についても扱う。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
1. 事前に配信する内容を予習してから講義に臨むことを求める。 2. 授業時の講義内容、配信された講義ノートや資料に沿って、復習すること、及び発展的な学修を推奨する。 *各回の授業外学習時間の目安は4時間程度。 *授業計画における内容は変更が生じる可能性がある。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】特に指定しない。必要に応じて配信・配布する。 【参考書】 文部科学省『幼稚園教育要領』『幼稚園教育要領 解説』『小学校学習指導要領』『小学校学習指導要領 解説』 その他、授業開始時に指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 学期末にレポート(70%)を課すほか、授業中に随時リアクション・ペーパーの提出(30%)を求め、内容の紹介を通じて授業に貢献することを期待する。 【評価基準】 学期末レポートは、授業で扱った内容についての理解と考察の深まりを重視して評価する。 【課題に対するフィードバックの方法】 リアクション・ペーパーのいくつかについて次の回の授業の冒頭で紹介し、その際に必ず補足をするので、学修の方向づけに活かしてくれることを期待する。 学期末レポートについては、必要に応じてmanaba course上で個別指導を行う。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html