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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/10/30 現在

科目名/Course title 初等体育科指導法/Teaching Method in Primary Education: Physical Education
担当教員(所属)/Instructor 石沢 順子 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分/Category 初等教育学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2021年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 木/THU 1
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
小学校学習指導要領体育科の運動領域に焦点をあて、授業者と学習者になってグループで学習指導案を作成し、模擬授業を行い、振り返り、応用可能な実践的指導力を養うことをねらいとしている。期末には、個人で評価規準をふまえた学習指導案を作成し、模擬授業の授業者としての自己評価をして省察し、学習者としての気づきを振り返ることで、何が身についたのか、何が不足しているのかを明らかにし、学び続ける契機とする。
この授業はディプロマポリシー中の「子ども一人一人をかけがえのない存在としてとらえ、その個性を尊重しながら知性と感性をともに育んでいくことができる。」に対応している。
授業概要
/Course description
学習指導要領に示された小学校体育科の内容領域や、学習指導案のモデルを配付、説明し、担当者が模擬授業をする以外は、グループ・ワークで授業づくりをして、模擬授業を行う。そのためには、教材研究をし、単元の目標や評価規準をふまえた学習指導案を作成し、教師役と児童役になって模擬授業を経験し、説明、指示、場所の使い方、声の大きさ、言葉かけ、安全への配慮、臨機応変の対応その他、具体的な項目の振り返りも行う。映像の活用も試みている。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:オリエンテーション・小学校体育科の目標、学習指導内容
第2回:小学校体育科の教材研究と学習指導案の作成
第3回:小学校体育科の学習指導法の実践例 ※情報機器(タブレットPC等)の活用を含む。
第4回:「体つくり運動」(低学年)の学習指導
第5回:「ゲーム(鬼遊び)」(低学年)の学習指導
第6回:「ゲーム(ボールゲーム)」(中学年)の学習指導
第7回:「体つくり運動」(中・高学年)の学習指導
第8回:「器械・器具を使っての運動遊び」(低学年)
第9回:「器械運動」(中・高学年)の学習指導    
第10回:「走・跳の運動遊び」(低学年)「走・跳の運動」(中学年)
     「陸上運動」(高学年)の学習指導
第11回:「ボール運動(ゴール型)」(高学年)の学習指導
第12回:「ボール運動(ネット型)」(高学年)の学習指導
第13回:「ボール運動(ベースボール型)」(高学年)の学習指導
第14回:「表現・リズム遊び」(低学年)の学習指導
第15回:「表現運動」(中・高学年)の学習指導
本授業では、実践の中で指導のポイントを学ぶ。4から15に示した領域や学年の中から、適宜対象学年や単元を決めて、受講者が授業者や学習者になり、模擬授業を行う。各班による模擬授業終了後は、授業者、学習者双方が授業評価を行う。
準備学習・履修上の注意
/Notices
予習:次回に扱う内容について学習指導要領解説の該当箇所を読んで出席すること。
復習:授業で実施した内容について振り返り、良かった点や改善点等をまとめること。
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
・文部科学省『小学校学習指導要領解説 体育編』東洋館出版社,2018
【参考書】
・藤﨑敬・石原詩子『イラストで見る体育全単元・全時間の授業の全て 小学校1年~令和2年度全面実施学習指導要領対応~』東洋館出版社,2020 ※同書6学年まで
・文部科学省『小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック 低学年(第1学年及び第2学年) 教師用指導資料』アイフィス,2020. ※同書中学年・高学年
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
模擬授業実践における授業者・学習者としての取り組みおよび授業への参加・貢献度(70%)、期末に提出を求める小学校体育科 学習指導計画案・授業者としての自己評価・学習者としての気づき(30%)
【評価基準】
・模擬授業実践(グループで協力して授業づくり)に積極的、主体的に取り組んでいるか。
 ・学習指導案がきちんと書けているか。模擬授業の省察・気づきが適切か。
【課題に対するフィードバックの方法】
指導案を添削して返却し、模擬授業実践後にコメントおよび解説を行う。
備考
/Notes
この授業には次の要素を取り入れている。
【グループワーク】
【発表(プレゼンテーション)】
【実技】
【双方向型授業】

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