科目名／Course title	教職実践演習（小）／Studies and Practice in Educational Issues (Elementary Schools)
担当教員（所属）／Instructor	神永　典郎 (人間総合学部初等教育学科) , 中田　正弘 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分／Category	初等教育学科専門科目
授業形態／Type of class	演習
開講期／Semester	2024年度／Academic Year 　後期／AUTUMN
開講曜限／Class period	火/TUE　4
対象所属／Eligible Faculty	人間総合学部初等教育学科／Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年／Eligible grade	4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	小学校教諭に必要な資質･能力の確認とリフレクション
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	【授業のねらい】 ＊この科目は、初等教職課程の様々な活動や学修を通じて、小学校教諭として必要な資質・質能力が形成されたかどうかについて最終的に確認し、不足する事項を補って、資格にふさわしい資質・能力を満たしていくことをねらいとしている。 【達成目標】 ①これまでの小学校教諭免許状の資格取得のための学修を振り返って、自己課題を明らかにすることができる。 ②各回の授業を通して、自己課題を意識しながら補うべき課題について学び、小学校教諭としての学びを豊かなものにしていくことができる。 ③小学校教諭免許状の取得や自己課題に照らして自分が学んだことのリフレクションをすることでこれまでの学びを自覚化し、小学校教諭としてのこれから課題を明確にするすることができる。
授業概要 ／Course description	＊本授業は、初等教職課程の最終段階（4年次）に位置付けられた教職課程の必修科目である。 ＊この授業では、履修者自身がこれまでの小学校教諭免許状の資格取得のために行ってきた学修について、CampusSquareやmanaba courseに残してきた資料やレポート等による学修履歴に基づいて自分の学びを振り返り、補うべき自己課題を明らかにしいく。 ＊各回の授業では、①学修の振り返りの意義をお押さつつ、教職課程全体の学び振り返り、②自己課題を意識しながら、教科の指導法・教育方法等の教員や学校教育現場の教員、教育委員会等の教育行政の関係のゲストスピーカー等の講話を聴く。③その際、自分の学びを豊かなものにして行くための気付きや学びを書き留め、④４〜５名の小グループに分かれて協議を行い、⑤自己課題に照らして自分が学んだことについてmanaba courseに各回の「学修の振り返り」を記入する。そして、⑥そのことを通して、各自の教職課程における学びを自覚化していく。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	【授業計画】 ＜経験を学びにつなげるリフレクションと自己課題の明確化＞ 第1回　オリエンテーション：教職実践演習の目的と位置付け（グループ分け） 第2回　「学修の振り返り」の意義（リフレクションの理論と方法）  第3回　実習経験及び履修カルテや学修履歴の振り返り（自己課題の明確化） 第4回　教職を目指す上での自己課題（自己の強みと課題） 第5回　教職課程全体の学修の振り返り（リフレクションと課題の選択） ＜ゲストスピーカーによる講話とグループ協議＞ 第6回　教科の指導法・教育方法等の教員による講話 第7回　第6回の学修の振り返りに基づくグループ協議 第8回　学校教育現場に携わる教員等による講話 第9回　第8回の学修の振り返りに基づくグループ協議 第10回　教育行政関係のゲストスピーカーによる講話 第11回　第10回の学修の振り返りに基づくグループ協議 第12回　講話とグループ協議による学修の振り返り（リフレクション） ＜課題研究レポートの報告とグループ協議＞ 第13回　課題研究レポートの報告とグループ協議①　※ICT（LMS）の活用 第14回　課題研究レポートの報告とグループ協議②　※ICT（LMS）の活用 ※第13回・第14回は、各グループで報告者が異なる。また、報告を受けてグループで協議し、各報告に対してLMS（manaba course）を活用して相互コメンを行う。 ＜学修全体の振り返りとまとめ＞ 第15回　初等教職課程で学んだことをどう生かすか 　※最終課題レポートの作成と提出（manaba courseに提出）
準備学習・履修上の注意 ／Notices	・受講に当たって、これまでの初等教職課程（小学校教諭免許状取得）の学修を振り返って、自分の課題を明確にしておいてほしい。 ・その際、教員として求められる4つの事項（①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社会性や対人関係能力に関する事項、③幼児児童生徒理解や学級経営等に関する事項、④教科内容等の指導力に関する事項）を柱として自己課題を明確にし、各回の授業に参加していってほしい。 ・また、教職に対する志望動機を自分自身に問いかけながら、自分自身の今後の進路について明確にしていってほしい。 ・なお、各回の授業外学習時間（予習・復習）は、４時間程度と考えている。 【授業外学修の内容】 ・毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。 ・授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】※学習指導要領改訂後の最新版を揃えていればよい。 文部科学省．『小学校学習指導要領』． 東京書籍．2018 文部科学省．『小学校学習指導要領解説　各教科等編』． 2018　※全14巻 国立教育政策研究所教育課程研究センター．『「指導と教科の一体化」のための学習評価に関する参考資料　小学校・各教科等』．東洋館出版社刊．2020　※全12巻 【参考書】 坂田 哲人・中田 正弘・村井 尚子・矢野 博之・山辺 恵理子．『リフレクション入門』．学文社．2019  中田正弘編．『ポジティブ＆リフレクティブな子どもを育てる学級づくり』．学事出版．2020 中田正弘編．『ポジティブ＆リフレクティブな子どもを育てる授業づくり』．学事出版．2020 安彦忠彦・藤井千春・田中博之編．『新版よくわかる教育学原論』．ミネルヴァ書房．2020 ※その他、必要に応じて適宜紹介する。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 ＊各回のグループ協議への積極的な参加や学修の振り返りの記入（40％）、課題研究レポートの提出と報告（30％）、最終課題レポート（30％）等から総合的に評価する。 【評価規準】 ①これまでの小学校教諭免許状の資格取得のための学修を振り返って、自己課題を明確にしている。 ②各回の授業を通して、自己課題を意識しながら補うべき課題について学び、小学校教諭としての学びを豊かなものにしている。 ③小グループで協議を行い、小学校教諭免許状の取得や自己課題に照らして自分が学んだことのリフレクションをしていくことで、これまでの学びを自覚化し、小学校教諭としてのこれから課題を明確にしている。 【課題（レポート）に対するフィードバックの方法 manaba courseのレポート機能により、グループ協議のメンバー同士で相互評価をおこなうとともに、授業内に担当教員よりコメントする。
備考 ／Notes	◆この授業は、小・中学校（公立）における専任教諭、また、教育委員会や小学校における指導的立場の実務経験のある教員による授業であり、実際の学校教育現場における教育指導あるいは教育行政、管理職の経験を生かし、小学校の実践と理論の両面から教師としての専門的力量形成を行うものである。 ◆この授業には次の要素を取り入れている。 【グループワーク】【発表（プレゼンテーション）】 ◆本授業は、基本的に対面方式で実施する。また、manaba courseを用いた資料配付や相互コメント、レポート等の課題の提出を行う。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html