シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 子どもの保健/Child Health
担当教員(所属)/Instructor 小野川 晶子 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分/Category 初等教育学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 火/TUE 3
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
子どもの正常な成長発達をふまえ,こころとからだの健康を守るための関わりについて学ぶ.
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
1) 子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。
2) 子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する
3) 子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。
4) 子どもに多い疾病とその予防法及び適切な対応について理解する。
授業概要
/Course description
少子化を背景に健康に対する意識の向上から子どもの保健は社会的にも重要とされている.子どもが心身共に健やかに育つための必要な援助,望ましい対応について理解を深める.
 前半は、主に子どもが正常に成長発達していく過程と子どもを取り巻く環境について学修する.まず,子どもの健康に関係する妊娠・出産と胎児・新生児の健康への影響,乳幼児から思春期各ステージの身体発育・発達の過程について学ぶ.また、わが国の子どもの保健の現状として,母子に関する主な統計と関係法規,母子保健事業について学び、問題点と今後の課題について考察していく。
 後半は、子どもの心身の健康状態を守るために必要となる具体的な関わりについて学修する.子どもの健康状態を把握し、問題に対応するための日常的な健康観察の方法、異常症状の対応、子どもに多い疾病の特徴と適切な対応について、知識を身につける。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:子どもの保健の意義と目的 ー 子どもの保健とは 
                    子どもの保健に関する用語と定義 
第2回:胎児期の保健 ー 妊娠分娩の経過と胎内環境、胎児の発育と健康への影響
第3回:新生児期~乳児期の保健 ー 新生児の特徴、乳児の身体発育と発達
第4回:幼児期の保健  ー 幼児期の特徴、身体発育と発達 
第5回:学童期~思春期の保健 ー 学童期~思春期の特徴 身体発育と発達
第6回:子どもの保健の水準と現状 ー 母子保健に関する主な統計 
                  子どものための保健行政 関係法規
第7回:健康状態の観察(1) ー 子どもの健康状態の観察、視覚聴覚の観察
第8回:健康状態の観察(2) ー 生理機能(体温,脈,呼吸)の観察と評価
第9回:健康状態の観察(3) ー 身体測定と評価 身体発育の異常 
第10回:主な異常症状と手当て(1) ー 発熱,鼻水、咳 腹痛 
第11回:主な異常症状と手当て(2)ー 嘔吐、下痢 ほか
第12回:子どものおもな病気(1) ー 感染症 
第13回:子どものおもな病気(2) ー アレルギー 慢性的な病気
第14回:集団保育における感染の予防
第15回:試験とまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
新聞や雑誌の記事などで子どもの健康に関する情報やニュースに注目し,子どもを取り巻く現代社会の環境や子どもの心とからだに及ぼす影響について考察する習慣をつけること.

(予習復習)講義内容をふまえた上で教科書の該当箇所を読んでおくこと
      その他、課題を出すことがあります 
      各回の授業外学習時間は約4時間と想定される
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
鈴木美枝子編著 『これだけはおさえたい! 保育者のための「子どもの保健」』 創成社
 
【参考書】
厚生労働省児童家庭局母子保健課監修 財団法人母子衛生研究会編集『わが国の母子保健令和4年』母子保健事業団 
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
最終試験80%、授業内課題20%

【評価基準】
・授業で扱った内容に関する問題に解答できる
・授業で扱ったテーマに関して考察し、意見を述べることができる

【課題に対するフィードバックの方法】
授業内課題及び試験については、授業内あるいは、次週の講義で内容確認等を通してフィードバックする。
備考
/Notes
この授業は、看護師・助産師の資格を有し、医療施設における母子の看護・助産業務および地域保健センターにおける乳幼児健診・相談等の実務経験がある教員による授業であり、臨床経験を活かした実践的授業を行う。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

科目一覧へ戻る