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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 子ども家庭支援の心理学/Child and Family Support Psychology |
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担当教員(所属)/Instructor | 大野 祥子 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、(1)生涯発達に関する心理学の基礎的な知識を習得し、初期経験の重要性、発達課題について理解すること、(2)家族・家庭の意義や機能を理解するとともに、親子関係や家族関係について発達的な観点から理解し、子どもとその家庭を包括的に捉える視点を修得すること、(3)子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題について理解すること、(4)子どもの精神保健とその課題について理解すること、を目指します。 |
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授業概要 /Course description |
家族とは、親と子という世代の異なる者のライフサイクルが重なりあいながら発達していく場です。この授業では、人の生涯にわたる発達過程を学ぶとともに、現代における家族の意義とその機能について理解し,子育て家庭を取り巻く社会的状況等について学びます。また、家族関係や子どもの養育システムの現代的課題を考えていきます。少子高齢化や就労女性の増加等に代表される近年の社会変動は、家庭生活や子育てにも大きな変化をもたらしています。従来はよしとされてきた家族のあり方や子どもの養育システムが、現代の家族にも適しているとは限りません。家族や子育てについての見方をアップデートすることを目指します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:家族とは何か:その意義と機能 第2回:多様な家庭とその理解 第3回:特別な配慮を要する家庭 第4回:生涯発達と家族(1)(乳幼児期から学童期前期) 第5回:生涯発達と家族(2)(学童期後期から青年期) 第6回:生涯発達と家族(3)(成人期から老年期) 第7回:子育て経験と親としての育ち(1)(子育て期の家庭生活) 第8回:子育て経験と親としての育ち(2)(育児ストレスを考える) 第9回:ライフコースと仕事・子育て(1)(仕事・子育てとジェンダー) 第10回:ライフコースと仕事・子育て(2)(ワーク・ライフ・バランス) 第11回:子育てを取り巻く社会的状況 第12回:子どもの生活・生育環境とその影響(1)(少子化時代の子ども) 第13回:子どもの生活・生育環境とその影響(2)(家族システム論) 第14回:子どもの心の健康にかかわる問題 第15回:まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【授業外での学習】 各回の授業外学習に要する時間は平均4時間程度です。 各回、事前・事後学習として指示する課題のほかに、以下のようなことに取り組んでください。 (1)授業で学んだ内容(話題・用語・概念等)をふりかえり、理解不足の場合は授業資料や授業内で紹介する参考資料にあたって調べておく。 (2)授業内容に関する自分の考えをまとめ、家族や子育てに関する自分の「ものの見方」を自覚する。 (3)家族・子育てに関するニュースや社会現象に関心を持ち、背景を調べてみる。 【履修上の注意】 授業に関する連絡、授業教材の配信、課題提出はCAMPUSSQUAREやmanaba courseを通して行います。リマインダを設定し、お知らせ等を必ず確認してください。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 必要に応じてプリントを配布します。 【参考書】 山岸明子.『こころの旅:発達心理学入門』.新曜社.2011 柏木惠子.『子どもが育つ条件:家族心理学から考える』.岩波新書.2008 柏木惠子.『おとなが育つ条件:発達心理学から考える』.岩波新書.2013 高橋惠子.『子育ての知恵:幼児のための心理学』.岩波新書.2019 根ヶ山光一.『「子育て」のとらわれを超える:発達行動学的「ほどほど親子」論』.新曜社.2021 中釜洋子・野末武義・布柴靖枝・無藤清子(編).『家族心理学:家族システムの発達と臨床的援助[第2版]』.有斐閣.2019 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 各回の提出課題(manaba course、responを使用)70%と、小レポート15%×2回を評価の要素とします。 【評価基準】 (1)人間の生涯にわたる発達過程を理解し、心理学の概念・用語を使って説明できたか。 (2)家族・家庭の意義や機能について、家族関係と家族成員の精神保健との関連を理解し、考えを述べられたか。 (3)親子関係・家族関係を大人と子ども双方の視点から包括的に捉える視点を修得し、説明できたか。 (4)現代の子育て家庭の状況と家族をとりまく社会の状況について理解し、自分の考えを説明できたか。 【フィードバック】 授業後の課題については、次回以降の授業で解説・講評を行います。 |
備考 /Notes |
・この授業には次の要素を取り⼊れています。 【ディスカッション】【ICTを活用した双方向型授業】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html