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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 臨床心理学特論Ⅰ/Special Topics in Clinical Psychology Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 波多江 洋介 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 修士 発達心理学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻発達臨床心理学コース/Graduate School of Liberal Arts Department of Developmental Psychology Course of Clinical Developmental Psychology |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
心理療法には様々な原則があるとされているが、実際の心理療法においては、これらの原則はただ単に従っていればよいものではない。心理療法とはどのような営みなのかについて、自分なりに考え、クライエントにとって治療的であるかどうかを、その場その場で判断しながら、それぞれの原則に沿った言動を取るのか、それともあえて、違った言動を選択するのか、臨床家は自分の責任において判断し続ける必要があると思われる。そこで、本授業では心理療法の教材を元にして、その原則の意義について参加者で考えを深める場としたい。 |
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授業概要 /Course description |
具体的には『心理療法の諸原則 上』『心理療法の諸原則 下』『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』を教材にする。参加者は、授業に参加する際に指定された箇所を読んできて、授業中にそれぞれ、2つのコメントと2つの質問を提示する必要がある。 ・コメントとは自分の感じたこと、考えたこと、あるいは、著者への批判、意見等である。 ・質問とは、よく理解できなかった点である。 教科書の中身を単に知ることが目的ではなく、教科書を素材として議論することを通して、心理療法という営みについて様々な思いを巡らせることが目的である。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
1.オリエンテーションと概論 2.『心理療法の諸原則 上』第1章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第1章 3.『心理療法の諸原則 上』第2章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第2章 4.『心理療法の諸原則 上』第3章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第7章 5.『心理療法の諸原則 上』第4章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第3章 6.事例検討会 ① 7.『心理療法の諸原則 上』第5章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第4章 8.『心理療法の諸原則 上』第6章 9.『心理療法の諸原則 上』第7章 10.事例検討会 ② 11. 『心理療法の諸原則 下』第8章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第5章 12.『心理療法の諸原則 下』第9章 13.『心理療法の諸原則 下』第10章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第8章 14. 『心理療法の諸原則 下』第11章 15. 『心理療法の諸原則 下』第12章/『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』第13章 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
なお、本授業ではブックレポートが随時課される。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 『心理療法の諸原則 上』 1984 I.B.ワイナー (著), 秋谷 たつ子 (翻訳) 星和書店 『心理療法の諸原則 下』 1986 I.B.ワイナー (著), 秋谷 たつ子 (翻訳), 中村 伸一 (翻訳), 小川 俊樹 (翻訳) 星和書店 『心理面接の教科書 フロイト、ユングから学ぶ知恵と技』2015 A.ストー(著)創元社 【ブックレポートの課題図書】 授業中に指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 評価は、授業時の発表、議論における発言、ブックレポート(4冊)によって行われる。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 【この授業は、公認心理師、臨床心理士の資格を有し、主に福祉領域での実務経験のある教員による授業であり、それらの臨床経験を生かして、実践的授業を行うものです】 【本科目は、臨床心理士カリキュラムの授業ですので、文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻発達臨床心理学コースの院生のみが対象となります】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html