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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 保健医療分野に関する理論と支援の展開A/Support Theory and Applications in Medical and Health Area A |
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担当教員(所属)/Instructor | 木部 則雄 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 修士 発達心理学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 月/MON 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
精神病院での実習の基礎知識を学ぶ |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本特論では、臨床的な視点から成人の精神疾患を中心とした精神医学についての概観的な講義である。成人の精神疾患への理解は、成人の心理療法に関わる専門家だけでなく、子どもの心理あるいは発達臨床に関わる専門家にも必須の事柄である。成人の精神疾患は、統合失調症・躁うつ病などの精神病、従来まで神経症として分類されていたパニック障害などの精神疾患、さらに境界例に代表される性格障害に大別され、これらについて各論的に論じる。これに際して、現代の精神疾患の代表的な診断基準であるDSM-5、ICD-10に準じながら各疾患についての解説も行う。また、操作的診断基準の不備を補うために、それぞれの精神疾患に関する力動学的な視点からの理解も加え、精神疾患の背後にある個別性に関する議論も行う。さらに、現代の精神医学で、臨床に最も比重を占め、必須である精神科の薬物療法も論じる。 |
授業概要 /Course description |
講義の内容は、実際の臨床場面に則した体験とするために、ビデオ、ロールプレイなどを豊富に用いて行う予定である。受講者は予め予習、各疾患に関してのまとめなどを作成する。内容は、精神医学の概論、精神疾患の診断と治療の概論 ライフサイクルと精神医学、精神科の治療とその実際、各領域における精神医学の実際 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律を中心に行う。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
授業計画は精神医学総論に次いで、以下のような精神科の代表的な疾患に関して学ぶ。1.精神医学概論 2.統合失調症(急性期) 3.統合失調症(慢性期) 4.躁うつ病(躁状態) 5.うつ病 6.境界型人格障害 7.解離性人格障害 8.パニック障害 9.強迫神経症 10.摂食障害 11.アルコール依存症 12.老人性認知症 13.薬物療法 14.15.課題 という予定としている。 また、精神科実習に際しての基本的な知識の習得も目指しているために、精神科実習に参加する予定の発達臨床コース学生は必須科目として考えて欲しい。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各疾患に関して、参加学生は1.症例提示、2疾患について、責任をもって発表する。特に症例に関しては、十分に予習をして、議論のできる素材にすることが必須である。予め担当に割り当てられた学生は予習し、授業で発表する。積極的な議論を期待している。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 尾崎紀夫著『標準精神医学』(医学書院) 濱田秀伯 (著)『精神医学エッセンス』(弘文堂) 中井久夫+山口直彦『看護のための精神医学』(医学書院) 【参考書/Reference books】 『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』(医学書院) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 出席状況、講義への積極的な関与等の授業態度を中心に判断する。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 本授業の担当者は、精神科医として、医療現場での実務経験のある教員による授業であり、それらの臨床経験を生かして、実践的授業を行うものである。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html