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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/12/07 現在

科目名/Course title 日本語教育演習/Teaching Japanese a Foreign Language (Seminar)
担当教員(所属)/Instructor 足立 さゆり (文学部国語国文学科)
授業科目区分/Category 修士 国語国文学専攻専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2020年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 金/FRI 4
対象所属/Eligible Faculty 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
「日本語らしさ」を考える。
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
私たちは毎日日本語を使って生活していますが、自分の母語がどのような言語かを意識する機会はほとんどありません。近年、日本の国内外で日本語教育が盛んになり、学習者の言語と比較対照して日本語を外の視点から客観的にとらえなおす様々な試みもされています。日本語学習者はどのように日本語を理解し学習するのか、また日本語独特の言い回しや日本語らしい表現とはどのような表現なのかを、他の言語(英語、中国語、韓国語)などと対照・比較しながら考えていこうと思います。これから日本語学、あるいは日本語教育を専門的に学ぼうとする人、または専門外であってもにほんごに関心を持ち、日本語の仕組みを理解したい人を対象にしています。
授業概要
/Course description
外国語母語話者の日本語学習者が苦手とする日本語独特の言い回しや文法項目を取り上げ、全体で分析し、検討する。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:授業の説明と注意点
第2回:話題の原点 ①わたし
第3回:話題の原点 ②こそあ
第4回:空間・時間の把握 ①移動・変化
第5回:空間・時間の把握 ②授受
第6回:空間・時間の把握 ③働きかけ・受影的移動
第7回:現場性(受身・可能・自発)
第8回:現場性(事態まるごと)
第9回:情報構造 ①まで
第10回:情報構造 ②だけ
第11回:情報構造 ③ばかり
第12回:情報構造 ④のだ
第13回:情報構造 ⑤わけだ
※これに加え、授業に相当する2 回の課題提出を別途求めます。
第16回:事態への態度 ①でしょう
第17回:事態への態度 ②かもしれない
第18回:事態への態度 ③と思う
第19回:事態への態度 ④ものだ/ことだ
第20回:事態への態度 ⑤ほうがいい
第21回:事態への態度 ⑥つもりだ
第22回:事態への態度 ⑦ように
第23回:事態への態度 ⑧しょう
第24回:聞き手への態度 ①てくれませんか/もらえませんか
第25回:聞き手への態度 ②てください
第26回:聞き手への態度 ③ませんか/ましょう
第27回:聞き手への態度 ④あなた/謙譲語
第28回:聞き手への態度 ⑤文体
第29回:聞き手への態度 ⑥よ/ね
第30回:後期のまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
積極的に授業に参加し、ことばについて考える力を養ってほしい。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
 近藤・姫野編著『日本語文法の論点43』研究社 2012


【参考書】
 寺村秀夫『日本語のシンタクスと意味Ⅰ』 くろしお出版 1986
 寺村秀夫『日本語のシンタクスと意味Ⅱ』くろしお出版 1987
 
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
    授業への参加度、発表、レポートなどによる。
 

【評価基準】
 知識のみでなく、自らの考えを論理的に展開することを評価基準とする。
 


【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
 適宜、授業中に行う。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
本授業は、主に Campus Square を利用した遠隔授業として実施する。

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