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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス語翻訳研究A/Translation: French into Japanese (A) (Research) |
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担当教員(所属)/Instructor | 伊藤 愛 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | 修士 フランス語フランス文学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 金/FRI 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
小説を翻訳するための基礎を学ぶ |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
1. フランス語の語学力と読解力のレベルアップ。翻訳は原文をきちんと語学的に理解し、また作品を深く理解していないとできません。したがって、よい翻訳をつくることが逆に、フランス語の語学力と読解力のレベルアップにつながります。 2. 翻訳を通じて、フランス語と日本語の違いに気付き、それによってまたフランス語と日本語に対する理解を深めます。 3. 原文の内容を語学的、文脈的にきちんと理解した上で、日本語として読みやすく、自然な訳文をつくることが目標です。 |
授業概要 /Course description |
フランス語の小説、とりわけ3人称の小説を日本語に訳すのであれば、視点の問題と時制の問題を避けて通ることはできません。そこで、短文や小説の抜粋をテキストに、前期では視点の問題について考えます。また、最後の6回は原文数ページほどの短編小説を訳します。 尚、第2回以降、あらかじめ訳文を(第10回はレジュメも)提出して頂き、授業では重要なポイントについて触れながら、皆さんの提出物にコメントしていきます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション&翻訳について考える 第2回:言葉遊びを翻訳する 第3回:代名詞を使わないで訳す 第4回:代名詞を使わないで訳す&視点を考える 第5回:日本の小説を読んで、代名詞と視点について考える 第6回:登場人物の視点で訳す(1)「3人称の1人称化」に挑戦する 第7回:登場人物の視点で訳す(2)途中で視点を変える 第8回:文体練習 第9回:語り手の視点で訳す 第10回:短篇小説を訳す(1)レジュメを作成し、全体像を理解する&辞書の訳語にとらわれずに訳す 第11回:短篇小説を訳す(2)核になる情報を見つける 第12回:短篇小説を訳す(3)登場人物のキャラクターや気持ちを考える 第13回:短篇小説を訳す(4)会話を上手に訳す 第14回:短篇小説を訳す(5)文脈で意味を考える 第15回:短篇小説を訳す(6)日本語の作品として完成させる |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
第2回以降、あらかじめ訳文を(第10回はレジュメも)提出して頂くことが前提となります。 短編小説の翻訳に関しては、各回20行程です。 それまでの授業内容を踏まえて、毎回の課題に取り組んでください。 課題の準備に要する時間は3時間程度と想定されます。 テキストの配布や課題のやりとりは、メールにファイルを添付するという方法で行ないます。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 独自のテキストをメールに添付して配布します。 【参考書】 授業で紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業への参加度(50%)、課題への取り組み(50%)により評価します。 【評価基準】 授業への参加度:積極的に発言するなどして、能動的に参加しているかどうか。 課題への取り組み:十分な準備をして、授業で学習したことを踏まえて毎回の課題に取り組んでいるかどうか。 【課題に対するフィードバックの方法】 授業でコメントします。 |
備考 /Notes |
この授業では、反転授業、ディスカッションを取り入れています。 皆さんのなかから、将来、フランス語の翻訳家が生まれたらいいなと思っています。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html