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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス語教育研究C/Didactics of French (C) (Research) |
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担当教員(所属)/Instructor | 善本 孝 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | 修士 フランス語フランス文学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
外国語教育研究のためのアンケート調査の基本と実践 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
外国語教育研究ではデータの収集方法としてアンケート調査が多く用いられます。質問紙を作成して回答を集めるアンケート調査は誰にでもできる簡単な研究方法に思われますが、実際には質問紙の設計に不備があり、十分な研究結果に結びつかない例をよく見ます。 この授業では外国語教育研究のための有効なアンケートの立案・作成・実施・データ処理・分析の方法を学びます。授業の中で実際に質問紙を作成し、学部学生を対象にアンケートを実施することで、今後自分の研究でアンケート調査を行うための基本的な知識と実践のためのスキルを身につけることを目指します。 調査結果を共同研究として論文にまとめることで研究論文執筆のスキルを習得することも目指します。 |
授業概要 /Course description |
授業は概ね以下のステップにそって進めます。 1)質問紙とは何か、その基本を確認し質問紙作成上の注意点を考えます。 2)履修者全員で討議しアンケート調査のテーマを決定します。 3)履修者全員で協力して質問紙を作成します。 4)質問紙をgoogleフォームを用いたネットアンケートの形式にします。 5)質問紙とネットによるアンケートを同時に実施。 6)Excelでデータを処理し、全員の討論で調査結果を分析します。 7)調査結果を共同研究論文として文章にまとめます。 各ステップでは履修者による討論を中心に授業を進めます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション 第2回:質問紙とは何か 第3回:質問紙作成上の注意点 第4回:アンケート調査のテーマを考える(ブレーンストーミング) 第5回:テーマに基づくアンケート調査の立案(討論) 第6回:質問紙の設計 第7回:質問項目の作成 第8回:質問紙のチェックとトライアル 第9回:googleフォームの作成 第10回:アンケート調査の実施 第11回:データの入力と集計 第12回:データの分析と評価(討論) 第13回:アンケート調査に基づく研究論文作成の基本 第14回:論文の相互評価(討論) 第15回:まとめと評価(討論) |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
履修者全員でアンケートを作成、実施します。共同研究のメンバーとしての自覚を持って履修することを期待します。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 全員必携の教科書は指定しませんが、今後自分の研究でアンケート調査を実施する予定の人は下記の参考書の購入を進めます。 【参考書】 ゾルタン・ドルニュイ著、八島智子/竹内理監訳『外国語教育学のための質問紙調査入門』 松柏社、2006年 豊田秀樹編著『紙を使わないアンケート調査入門』 東京図書、2015年 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業とアンケート調査への貢献度(70%)、分担執筆した論文の完成度(30%) 【評価基準】 授業内の討論に積極的に参加し、アンケート調査の作成・実施・集計・分析での分担作業で共同研究者としての役割をどれだけ果たしているかで貢献度を評価します。論文については、研究論文に相応しい明解な文章で主張が論理的に述べられているかを評価します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 提出された論文の添削・講評を行います。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html