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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/18 現在

科目名/Course title フランス文化史研究E/History of French Culture (E) (Research)
担当教員(所属)/Instructor 村中 由美子 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category 修士 フランス語フランス文学専攻専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 月/MON 4
対象所属/Eligible Faculty 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
映画分析入門
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 この授業では、フランス映画を中心に分析の手法を学びます。映画史や映画の技法に関するフランス語の文献を読み進めながら、映画を分析するためのさまざまなアプローチについて考えます。
 前期の最後には、各自で選んだフランス映画について、学んだアプローチを通して専門的な研究発表ができるようになることを目指します。

〔2022年度以前入学者〕
 この科目は、「学生が修了時に身につけておくべき能力=教育目標、学修・研究目標」の、「フランス語学、フランス文学、フランス文化、フランス語教育に関する専門的な理論や知識、技能を修得し、 自らの研究関心に応じて必要な文献、データを収集・分析するための方法を身につけ、そこから得られた知見を発表することができること」と「フランス語学、フランス文学、フランス文化、フランス語教育、さらには隣接する諸領域の研究動向に関心を持ち、新たな学問的あるいは現実的問題に対応できる柔軟な姿勢を持つこと」に対応しています。

〔2023年度入学者〕
 この科目は、ディプロマポリシーの、「フランス語学、フランス文学、フランス文化、フランス語教育に関する体系的な理論と知識を学び、自らの研究の必要性に応じて文献・データを収集・分析し、そこから得られた知見をもとに独自の考察を行う能力」と「フランス語学、フランス文学、フランス文化、フランス語教育に関する最新の学問的達成を注視し、学問上の新たな課題にも柔軟に対応する能力」を身につけている、に対応しています。
授業概要
/Course description
 映画の技法、歴史、分析方法について、指定の教科書に沿って学んでいきます。フランス語で書かれた研究書を自分の力で読み進めていく訓練にもなるでしょう。
 教科書の輪読、具体的な作品の分析においては、各々担当部分を要約して発表し、授業内で対応する映画の場面を観て、コメントをしてもらいます。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ガイダンス
第2回:映画の分析と映画の形態の歴史①
第3回:映画の分析と映画の形態の歴史②
第4回:さまざまな語りの形式①
第5回:さまざまな語りの形式②
第6回:分析すること/解釈すること①
第7回:分析すること/解釈すること②
第8回:描写することと分析すること①
第9回:描写することと分析すること②
第10回:短編映画について①
第11回:短編映画について②
第12回:映画の分析に必要なさまざまな要素についてーヒッチコック『レベッカ』(1940)を例に①
第13回:映画の分析に必要なさまざまな要素についてーヒッチコック『レベッカ』(1940)を例に②
第14回:自由テーマでの発表①
第15回:自由テーマでの発表②
準備学習・履修上の注意
/Notices
 毎回、原書で15ページから20ページを読み進めていくことになります。辞書を引きながら毎回かなりの量のフランス語のテキストを読むことになりますので、2時間程度の予習が必要です。復習にも同様に2時間程度をかけることでフランス語の読解力がつくと同時に、映画に関する知識も定着するでしょう。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
Anne Goliot-Lété, Francis Vane, Précis d'analyse filmique, 4e édition, Armand Colin, 2015. (プリントとして配布します)

【参考書】
授業内で適宜指示します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
 教科書の輪読に際しては、自分で辞書を引いてきちんと文章を読めているかを評価します。
 発表・学期末レポートにおいては、自分なりの考えを筋道を立てて述べられているかどうか、また他の人の発表について建設的なコメントができるかどうかを評価します。

【評価基準】
授業における発表(30%)、他の受講生の発表に対するコメント(30%)、学期末レポート(40%)

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
授業中に口頭でフィードバックを行うか、コメントをつけたレポートを返却します。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

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