「学びをとめるな!」白百合女子大学の取り組み(2020年度)
1.遠隔授業による学びの継続
授業開始を約1ヶ月遅らせ、すべての科目を遠隔授業で実施するための態勢を整えました。
それぞれの科目の特性にあわせて、zoomやgoogle meetを使用した同時双方向型の授業と、大学のLMS(学習支援システム)を用いたオンデマンド型の授業を組み合わせて遠隔授業を行っています。
すべての学生が確実に遠隔授業を受けられように全学的なサポート体制を構築しています。
■白百合女子大学における遠隔授業の取り組み
★good practiceの紹介
1.児童文化学科『創作文化研究』『絵本演習』やたみほ先生
対面の授業でなければ難しい創作制作系の科目で、教員がイラストの動画で登場し、文字・動画・写真を利用してリモートでも質の高い授業を行っています。
作品をYouTubeにアップしたり、ラインでディスカッションを行ったりして遠隔授業でも学生が積極的に参加できる工夫をしています。
2.初等教育学科『初等社会科指導法』中田正弘先生
授業の方法を学ぶ教科教育法の科目では、受講生が先生役と生徒役になって実際に授業をおこなう模擬授業が欠かせません。
この演習ではzoomのブレークアウトやホワイトボード、チャットの機能を活用して遠隔授業でもアクティブな模擬授業を実施しています。
この演習ではzoomのブレークアウトやホワイトボード、チャットの機能を活用して遠隔授業でもアクティブな模擬授業を実施しています。
2.特に新入生のための授業外での取り組み
今年度の新入生は、せっかく大学に入学したのにキャンパスに登校することができないという残念な状況を余儀なくされています。
白百合女子大学ではそんな新入生を孤立させず、本学の学生として温かく迎え入れるために、アドバイザーの個人面談や先輩在学生による新入生歓迎会など、各学科が工夫してwebでの様々な取り組みを行っています。
3.図書館の取り組み
「図書館は大学の心臓」という言葉があるように、図書館は大学での勉強、研究の要です。
現在は人数や時間を制限して開館していますが、希望者には図書の郵送貸出・返却サービス(送料は大学負担)も行っています。電子資料などは自宅から利用可能で、調べ方などの相談受付も随時行っています。
また利用案内動画も作成し学生だけに限定公開したりtwitter発信もするなど、学生のみなさんの学びを支えています。
現在は人数や時間を制限して開館していますが、希望者には図書の郵送貸出・返却サービス(送料は大学負担)も行っています。電子資料などは自宅から利用可能で、調べ方などの相談受付も随時行っています。
また利用案内動画も作成し学生だけに限定公開したりtwitter発信もするなど、学生のみなさんの学びを支えています。
4. キャリア支援課の取り組み
コロナ禍の入構制限のなかでも就活に挑む3、4年生をしっかりサポートするために、キャリア支援課では4月中旬以降、従来の対面形式による「個別面談」をZOOMを利用した「WEB面談」に切り替えて、リモートでも学生一人ひとりと向き合った就活サポ-トを行っています。
また学内で実施していたガイダンスや各種対策講座についても、動画配信(You Tube)やZOOMのオンライン生中継で従来と同レベルの情報発信をしています。
5.授業アンケートの実施と報告
今回の遠隔授業は、学生にとっても大学にとっても初めての経験です。大学としてはできるかぎりの準備をしましたが、それでも不十分な部分はあると思います。
そこで、6月に学生アンケートを実施し、学生のみなさんがどんな困難や不安を感じているのかを率直に寄せてもらい、その結果をさらに授業を改善するために役立てています。