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【報告】オンライン講演会「韓国と日本の歴史~カトリック的視点から~」

2021年6月22日

李相源神父様、姉妹校の生徒、マスール、先生方、本学の学生、教職員がオンラインで繋がり、
韓国と日本のことやアジア諸国とのことについて、共に学びました。

2021年6月9日(水)および6月16日(水)、2回連続で、広島にいらっしゃるFr. 李 相源(イ サンウォン)氏(イエズス会、カトリック祇園教会主任)に、韓国と日本のことやアジア諸国とのことを、カトリック的視点から分かち合っていただきました。当日は姉妹校の先生方の多大なるご協力で、仙台白百合学園の中学2年生、姉妹校のマスールや先生方、本学学生、教職員および関係者約100名がオンラインで繋がり、白百合ファミリーで共に学び合う機会に恵まれました。

  

  
  
第1回目は、「平和を叫ぶときに原爆からか、その原因からか」について、国語辞典の「動物園」の言葉の定義が出版社によって異なることなど具体的な例を挙げて、立っている場所によって物の見え方や考え方が違っていることを説明してくださいました。また、領土について、「帝国主義」をキーワードとしてその領土の名前などに注目しながら新しい視点を与えてくださいました。

第2回目は、「物」の考え方によって「者」の考えが「もの」になる。(身につく)という、観点から、「在日」「終戦と敗戦」「官民」というそれぞれの言葉の意味について深め、「選挙に行くこと」と「本屋さんに行くこと」を若者にお願いしたいとメッセージをくださいました。また、人生を80年として時計に例えられて、中学2年生は3時54分から4時12分、20歳は6時と、まだ朝早い。「まだまだ安心して悩んで大丈夫」と励まされました。

「戦争はどんな時に起こるのか。人が物事を一発で解決しようとするときに戦争が起こる。戦争にならないように一つ一つ忍耐を持って、いろいろな想いを受け止めながら考えていかないといけない。」

2回に渡って神父様からいただいた言葉の中には、もしかしたら、まだよく理解できない部分もあったかもしれません。しかし、歌「ひとつ」を共に聴いて、短い時間でしたが一緒に過ごして、神父様からいただいたまっすぐな数々の言葉は、オンラインで繋がった私たち一人ひとりの心に豊かに注がれ染み渡り、これから韓国やアジア諸国の方々とともに歩んでいくための道しるべとなりました。

問い合わせ:国際交流オフィス(1号館1階) / Email:kokusai@shirayuri.ac.jp
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