学びの内容

2023年度「心理学研究法Ⅰ」授業風景(Part.1)

2023年6月16日

 3年生の必修科目である「心理学研究法Ⅰ」では、発達心理学研究をするための基礎理論の方法と実際について、少人数グループに分かれて学んでいきます。今回は、<質問紙法>を用いた発達心理学研究を学んでいるグループの授業風景をご紹介します。


 今回の授業では、学生の皆さんが考えた研究テーマの“リサーチクエスチョン”や“仮説”を検証可能にする、質問紙の作成について学んでいました。専門用語ばかりで、堅苦しく難しい印象を受けますね。しかし、授業を担当されている堀口先生より、研究で用いる測定方法(質問紙)が、自分が調べたいこと(リサーチクエスチョン)や知りたいこと(仮説)と一致していることの大切さを、「料理の味付けを忘れたら、後から味を付け足しても別物になる」と、日常で誰もが経験しそうなエピソードに例えて説明されたことにより、学生の皆さんも笑いながら相槌を打ち、理解を深めている様子でした。

 

 学生の皆さんはこれからの授業で、それぞれの研究の“仮説”や“リサーチクエスチョン”をもとに質問紙を作成し、実際に研究を進めていきます。3年生の皆さんにとっては、講義を通して受動的に学ぶ段階であったこれまでとは異なり、主体的に発達心理学を研究する段階へステップアップしていると実感する授業のひとつではないでしょうか。
豊村 かなみ

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