学びの内容

2023年度「心理学研究法Ⅰ」授業風景(Part.2)

2023年6月26日

 「心理学研究法Ⅰ」授業風景(Part.2)では、<行動観察法>を用いた発達心理学研究を学んでいるグループについてご紹介します。<行動観察法>とは、観察者が対象者を客観的に観察し、その行動や言動を記録しデータを積み重ね、そこに共通する法則を発見しようとする心理学的測定方法の1つであり、発達心理学の代表的な研究法でもあります。


 今回の授業では、実際に幼稚園で遊んでいるお子さんの映像と記録内容を見ながら、“行動”や“言動”のカテゴリー化を行うことが授業の達成目標です。
 授業担当の鈴木先生からは、お子さんの「首を振る」という行動、「嫌だ・やらない」という言動を、『拒否』という1つのカテゴリーに分類することが可能であることを例に挙げながら、細やかな観察の記録をもとにカテゴリー化を行うことが大切であるとお話されていました。

 

 学生の皆さんは、幼稚園で自由に遊ぶお子さんの様子を大変興味深そうに観察していました。はたして、どのようなカテゴリー化を行ったのでしょうか。もしかしたら、これまでの研究では注目されてこなかった行動や言動に目をつけて、新しい研究のきっかけを見つけているかもしれませんね。
豊村 かなみ
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