学びの内容

2023年度「心理学研究法Ⅰ」授業風景(Part.3)

2023年7月5日

 「心理学研究法Ⅰ」授業風景(Part.3)、最後にご紹介するのは、<面接法>を用いた発達心理学研究を学んでいるグループです。<面接法>とは、会話を用いて相手を深く理解し、心理学的な側面から意識や態度、または発達などについて研究する方法です。
 今回の授業では、学生の皆さんがそれぞれのリサーチクエスチョンに基づいて、実際に面接を行い分析した研究の成果について発表を行っていました。

 

 “友人関係は質より量なのか?”、“通学時間の差はストレスに影響があるか?”、“幼少期の養育環境によって性格や恋愛観は変わるのか?”など、結果が気になるリサーチクエスチョンばかりですね。
 学生の皆さんは、<面接法>で得られた会話の内容を発表するだけではなく、「研究を行った結果、自分で立てた仮説とは異なる要因もあるのではないか。」という気付きを得て、今後の課題についても検討していました。

 

 発表後に、授業を担当している根本先生やTA(ティーチングアシスタント)から質問をうけると、やや緊張していた学生の皆さんの表情が生き生きとしていました。自分の興味関心のあることについて追及し、討論することの楽しさを知ることができたのではないでしょうか。
 全3回に渡ってご紹介した「心理学研究法Ⅰ」の授業はいかがでしたか。学生の皆さんはこれから卒業論文に取り組んでいきます。この授業を通して学んだことを存分に生かして、納得のいく研究ができることを祈っています!
豊村かなみ
    Page Top