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【報告】修士論文構想発表会(2/19)

2024年3月26日

 春雨の降る中、2023年度発達心理学専攻修士論文構想発表会がオンライン(Zoom)にて開催されました。
 
 先日の博士前期課程2年生の修士論文発表会が終わり、次の学年にバトンが渡されました。修士論文の研究の構想を発表するということで、まずは大学院入学後に深めていった問題意識を述べ、その問題意識に関してどのような先行研究があり、自身の研究ではどのような研究手法で検討するか、計画を説明していきました。
 
 テーマは個人によって多岐にわたりますが、いずれも心理社会的問題がどのようにして引き起るか、それを改善するためにはどのような手立てが有効か、発達の視点をもって問題を見つめるという真摯な態度が発表に込められていました。
 
 発表者に寄せられた質疑応答では、基礎研究の視点や臨床現場での視点から多くの指摘があり、研究の意義などにも言及して議論が展開されていきました。大学院での学びは実践と研究の両輪によって成り立っていることが、よく表れている発表が多かったです。
 
 構想発表は、研究の進捗の中ではまだ蕾のような段階ですが、これからゼミや次年度の中間発表会でもたくさんの議論が重ねられ、修士論文の花が見事に咲くまでが楽しみです。
 
沓名桂子
 
 
 
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