学びの内容

「ゼミ紹介」第4回目は<佐藤ゼミ>です!

2022年6月21日

フランス語フランス文学科の「専門ゼミ」を紹介するコーナー。第4回目は「佐藤ゼミ」です。
(フランス語フランス文学会誌『リリア・カンディダ52号』に掲載された、ゼミ生が執筆した紹介文による <専門ゼミ紹介> です)


佐藤ゼミ(佐藤クリスチーヌ先生)

佐藤ゼミでは歴史を中心として、現在の社会情勢への理解を深めていきます。これまでわたしたちが中学校や高校で学んできた「受験のための歴史」とは違い、暗記を重要視しません。なぜなら歴史とは人類がこれまで学んできた記録であり、決して暗記だけで理解できるものではないからです。

2021年度は「植民地主義」をテーマとして学習を進めてきました。現在の世界に存在する争いのいくつかには、実は植民地政策が原因のものがあります。もう100年以上前の事件が、今も現実問題として尾を引いているのです。そのような複雑な世界情勢を本質的に理解するためには、歴史の知識が必要不可欠です。日本だけでなく世界という枠組みで考えを広げたい方にとって、佐藤ゼミは最適でしょう。

前期は先生の講義が中心です。そうは言っても、ただ先生が話した内容をひたすら聞いているだけではありません。常に自分の考えを求められるため、「自分はどう感じたのか?」ということを言語化する練習にもなります。
後期は、その年のテーマに沿って一人ひとり発表を行います。人前での発表は緊張することと思いますが、社会に出るにあたって重要な力の一つです。自分一人の力で考察することもよい経験となるでしょう。(行き詰ってしまった場合にはヒントももらえますよ!)

また、佐藤ゼミの講義はすべてフランス語で行われます。講義についていけるか不安に思う方もいらっしゃるでしょうが、わたし自身、フランス語は未習かつ高校でも日本史選択でした。講義の際、先生はできるだけ簡単な単語、文法を使用して説明をしてくれます。難しい言葉を使用する場合には、日本語での解説も入ります。言葉だけでは理解しにくい部分では映像作品も取り扱うので、必要以上に心配する必要はないかと思います。

歴史が好きな方、社会情勢に少しでも関心のある方にとって、すてきな出会いが待っています。ぜひ一緒に学びましょう!


 
 
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