フランス語フランス文学科
フランス語をしっかり習得し、さらに4つのプログラムによって、
文学、歴史、芸術、映画、ファッション、食文化などを幅広く学べます。
■フランス語フランス文学科Twitter
@shirayurifrance
3つの特色
一人ひとりの習熟度に合わせた少人数教育
フランス語科目は未習者と既習者、それぞれ1クラス15人以下の少人数で授業を行います。日本人教員はもとより、学科研究室にはネイティヴ教員やフランス人TAもいて、一人ひとりの習熟度に合わせたきめ細かな指導を実施。3 年次までに540 時間の授業を受けることで確かなスキルが身に付きます。
演習でアカデミック・スキルと論理的に伝える力を養う
1 年次から演習形式の授業がスタートし、調査、研究の方法や発表の仕方など、大学での学びの基本( アカデミック・スキル)を身に付けます。また地理を知り、歴史をひもといて、フランスの文化と人々の生活の豊かさに触れます。発表する機会を多く設けることで、自身の研究を他者に分かりやすく伝える力も養います。
興味や関心のあるテーマを深く掘り下げる
研究テーマを深める「専門ゼミ」に加え、フランスの言語や文化に関連するテーマの中から選択する「4つのプログラム」を用意しています。この両者を組み合わせて、文学、芸術、ファッション、サブカルチャー、食文化など興味や関心のある分野を深く掘り下げます。
学びのキーワード

4年間の学び
個別指導を実践する、フランス語カリキュラム
教員が、一人ひとりの習熟度を把握。
未習者でも安心なフランス語の授業。
入学時に未習者と既習者別のクラス編成を行い、初心者も安心して学び始めることができるカリキュラムを用意。15名以下の少人数クラスで初歩から学び、フランス語を着実に身に付けます。1年次の授業は週5回。基礎から文法を学び、フランス人の教員による会話の授業も始まります。授業以外の時間にも、教員・フランス人TAが親身になり一人ひとりの学びをサポートしています。

研究の基礎知識と、調査・発表する力を培う演習
フランスの文化と文学を幅広く学び、
論理的に発表する力を段階的に高める。
1年次から演習形式の授業も始まります。フランスの文化・文学と歴史を広く学び、世界を見渡す新たな視点を養いながら、自分で調べて考え、発表する技術と、導き出した意見を論理的にまとめるレポート作成の仕方を修得。検定試験対策や会話力を高めるための「2年次アトリエ」もあります。


「専門ゼミ」のテーマ研究 & 興味に応じて選ぶ「プログラム」による深い学び
選んだテーマについて対話と討論を重ね
研究の成果を発表する「専門ゼミ」。
テーマは文学作品の映画化や、フランスの精神史、17 世紀の演劇と神話など多彩です。1クラスの人数は3・4 年生合わせて20 名程度で、ディスカッションや発表の仕方、研究の方法、論文の書き方などを習得します。さらに、自分の興味・関心や目的に応じて選ぶ「プログラム」を選択して学ぶ領域を広げます。

専門ゼミのテーマ
- めざせ、テツガク女子
- サブカルチャーから見る戦後フランスと日本の精神史
- 19 世紀パリ生活誌-文学・芸術作品と19 世紀の衣食住
- ガストロノミー:美術、歴史、言語、文学、社会学、文化人類学から考える「飲食」
- ことばと文化ーカルチャー・ショックから考えるー
- レトリックゼミ
- 第二次世界大戦: 歴史と記憶
- 作品分析とリライト・アダプテーション
+
好きなこと、興味のあること、新しく知りたいこと。
将来の目標も見据えて選択できる「4つのプログラム」。
フランス語の運用能力を高める
フランス語特別強化プログラム
[通訳・翻訳・留学・教育]
将来、フランス語に関わる職業や研究を目指す人に最適な、フランス語の能力を伸ばすプログラムです。
- 翻訳
- フランス語教育
- フランス語コミュニケーション
現代社会を広く理解する
フランス文学社会文化プログラム
フランス文学、社会問題や政治にとどまらず、アニメやサブカルチャーなど現代文化の理解を深めます。
- 文学
- EU
- フランスアニメ
- ポップカルチャー
文化の教養を深める
フランス歴史芸術文化プログラム
歴史や美術・音楽・バレエ・映画などの教養を深めます。旅行・観光・文化事業分野を目指す人に。
- バレエ
- 歌曲
- 映画・演劇
- 絵画
衣・食・住を中心に学ぶ
フランス生活文化プログラム
フランス料理やファッション、日本とフランスの文化の比較など、私たちに身近な「衣・食・住」に関して学びます。
- 料理
- ファッション
- 日仏生活文化比較
必修外国語
英語、ドイツ語、中国語(いずれか1科目を選択)
取得可能資格等
- 中学校教諭一種(フランス語)
- 高等学校教諭一種(フランス語)
- 日本語教育副専攻 ※1
- グローバルビジネスプログラム ※1
- 司書
- 司書教諭 ※2
※1 所定の単位を取得すると、本学発行の「修了認定書」が授与されます。
※2 司書教諭は、教職課程履修者(小・中・高)が履修できる課程です。
履修モデル
フランス語フランス文学科 履修モデル(PDF)
※履修モデルは、何をどのような順に学んでいくかを示すために卒業要件や資格取得要件等を元に作成したものです。ここに掲載する履修モデルはあくまで一例です。
2021年度卒業論文題目(一部抜粋)
教育
- バカロレア哲学試験から学ぶ哲学教育ー日本への導入についての検討ー
芸術文化
- 『月の光』から分かる作曲家の背景とフランス音楽
- フランスと日本におけるバレエ環境の比較
- 聖書の絵画化 アダプテーションの視点から見る『川から救われるモーセ』
- ドビュッシーの音楽表現についての考察 オペラ『ペレアスとメリザンド』の作品分析とともに
生活文化
- SDGs 食からみる日本とフランス
- 美食文化の成立ーフランス革命が与えた影響ー
文学
- 冒険を物語ること 『嘔吐』におけるロカンタンの解放
- メリュジーヌ伝説と『オンディーヌ』〜『オンディーヌ』における「幸せ」についての考察〜
歴史
- 箱館戦争から探るフランス軍事顧問団—退去命令違反の理由とは何か—