学びの内容

「どんな授業?」シリーズ:舞台芸術実践プログラム

2024年1月9日

フランス語フランス文学科4年の昆愛馨です。私は舞台芸術実践プログラムについてご紹介したいと思います。

2023年度、文学部共通プログラムの第1弾としてスタートした舞台芸術実践プログラムは、文学部の多くの履修希望者から抽選で選ばれた25名でスタートしました!学科の枠を超えて「舞台芸術」というテーマのさまざまな授業を受講することができるとても楽しいプログラムです。

プログラムの選択必修科目では、舞台芸術というテーマで展開されている国・フ・英の3学科の授業を受講することができます。自分の所属している学科だけでなく、他学科の授業を受講することにより、日・仏・英米の舞台芸術や演劇に関する深い知識はもちろんのこと、国際的な視野を身につけることができます。

私は所属しているフランス語フランス文学科の授業だけでなく、国語国文学科の演劇の授業を受講しました。今まで私の中では「日本の演劇=学問」という認識はなく、あくまでも「日本の演劇=エンターテイメント」という認識であったのですが、授業で学ぶことによって新しい知識がどんどん増え、演劇の学問的な新しい一面をたくさん発見することができとっても興味深かったですし、本当に面白かったです。

プログラムの選択必修科目である「舞台芸術実践演習」は、本学大学院フランス語フランス文学専攻の修了生で、演出家として活動している小原花先生が担当される授業です。さまざまなワークショップを通して、単なる演技指導ではなく、裏方の仕事も含めて舞台を作るという過程を実践的に学んでいます。

私は「今まで受講したどの授業よりも舞台芸術実践演習が楽しかった」と言えるほどこの授業が大好きです!!ワークショップなどを通して他学科の人ともすぐに仲良くなることができましたし、最終的には履修生全員で朗読劇を上演することもできました!この授業では学生一人一人が主体的に動くことを求められます。他の授業もあるため大変なことも多かったですが、学生生活の最後に青春できたな!と振り返ってみて思います。

上演を通して、舞台ができるまでのプロセスを裏方と演者の両方の視点から実践的に学ぶことができます。演者だけでなく、会場の選定・設営から広報や大学との交渉まで「舞台制作のすべて」を自分たちで実践した経験は、後にも先にも経験することのできない貴重なものだったのではないかと思っています。


【学生たちの声】

・やはり学科ごとで学生の雰囲気は異なるため最初は緊張しましたが、ワークショップなどを通して近い距離で学んだため、早い段階で馴染み和気藹々とした雰囲気で講義をうけることができました。また普段あまり関わることのない他学科他学年の学生と一緒に学んだことで、自分の視野も広がったと感じます。

・まだ他学科の授業を受けられていないので、他学科の授業を受けるのが楽しみです。来年も受講出来たらぜひ受講したいと思います。

・ワークショップや『転校生』の上演を通して、役者、小道具大道具、衣装、照明、演出など、言い切れないくらいたくさんの演劇を構成する要素について学び、あらためて演劇という芸術の複雑さや自由さ、可能性を実感することができました。講師の先生も基本的に学生の主体性を重んじてくれるため、そうした場で仲間と一緒にこのような経験ができたのはとても貴重だったし、今後の人生においても絶対に有用になると思います。もちろんただ楽しいだけの授業ではなく、自分たちで積極的に動いて一つの舞台を作らなければならない分大変なこともあるが、私はこの授業を受けて本当に良かったと思っています。

・授業もとても楽しく、演劇に興味のある人達が集まるのですぐに仲良くなれます。

・演劇の楽しさ、協力して一つの作品を作る喜びや達成感を感じることができます。

・高校時代に演劇部に所属しており、元々演劇に興味がありましたが、大学には演劇サークルがなく、またコロナで満足に演劇に触れることができないまま4年生になりやや心残りでした。そのタイミングでプログラムが新設され、受けるしかない!と思って受講しました。

・今までの人生で1番大好きな授業でした!

・学生の自主性が尊重された授業で、非常に有意義な時間を過ごすことができました。本当に楽しかったです!来年は実践演習とそれよりもさらに発展した演習の2科目が開講されると聞いて本当に羨ましいです。

・めちゃくちゃ楽しかったので、是非皆さんも受講してみてください!!!


 

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