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【報告】小学生のためのフランス語教室 プチテコ ・プランタン

2024年4月23日

 去る2024年3月2日(土)、3日(日)の2日間、小学生のためのフランス語教室「プチテコ ・プランタン」が開かれました。
 今回のテーマは「フランスの四季を楽しもう!」です。フランスにも日本と同じく四季があり、人々は季節ごとの風物を楽しみます。教室をフランスの四季が感じられるような楽しい空間にしたいと、学生スタッフが力を合わせ、様々なアクティビティを考案しました。小学生にはお馴染みの「フルーツ・バスケット」をアレンジしたゲーム「パニエ・ドゥ・セゾン(季節のバスケット)」や、フランスの季節を知ることができるクイズがとりわけ好評で、大いに盛り上がりました。
 選んだカードに描かれている季節の名物のシールを探しに行く「四季の妖精」は、目的のものを手に入れるために妖精に扮するスタッフたちとフランス語でやり取りするゲームです。「きのこ(des champignons)」や「すみれ(des violettes)」のシールを持っているのはどの季節の妖精なのかを考えてから、目指す妖精のところに行き、覚えたフランス語の表現を使ってやり取りします。うまく伝えられるか心配な表情は、学生スタッフと一緒にしっかりと発音練習をしたおかげで笑顔に変わり、みんな無事にシールを手に入れることができました。楽しい経験となったようです。


 2日目、保護者の方々をお迎えした「プチ発表会」では、歌2曲と楽しい劇、そしてプチ・スピーチをフランス語で披露しました。劇のシナリオは大学院の授業「フランス語教育研究B」で考案したオリジナル作品「フランスの四季」です。参加者が自宅で練習できるように紙芝居動画も作成しYoutubeにアップしました。

「フランスの四季」紙芝居動画
https://www.youtube.com/watch?v=iutaXAQ3vKY&t=69s

 プチ・スピーチには、プチテコ・オンライン(小学4年生以上に開講されたオンラインフランス語教室)のメンバーが挑戦。好きな季節や今伝えたいことなどをテーマに、スタッフと一緒に原稿を作り、発音練習しました。


たくさん練習した成果が発揮され、素晴らしいスピーチと素晴らしい劇で発表会を締めくくることができ、見学者から拍手喝采を浴びました。

参加した小学生の保護者の方々からは
・子どもはとても楽しんでフランス語にふれたようで、初めての言語が言えるようになり自信にもなったみたいです。
・初日は少し緊張していたようですが、先生方をはじめ、学生スタッフの皆様がとても優しく教えてくださり、実りある2日間でした。学校でも英語だけでなく、フランス語の授業もしてほしいと言うほど、言語や文化など多くのことを学ぶことができました。
・2日間でこんなに楽しくフランス語を学べて親しめる会は他にはありません。私(母)も大学からフランス語を学びはじめましたが、幼少期から近隣でこのようにフランス語を学び親しむ機会があればぜひ参加したかったです。
・外国語を楽しめる雰囲気作りに、いつも温かさを感じております。1人ひとりに寄り添って良さを引き出している様子は、発表会を通して見ることが出来ました。
・来年度3年生になり英語の授業が始まりますが、今回「語学」を学んでその国の興味がひろがり、その国の人たちとコミュニケーションが取れることの楽しさを体得できたのではないかと思い、とても感謝しています。(略)丁寧なテキストや学習動画、これだけの準備を学生さん主体でやるのは凄いと思いました。
・楽しみながら外国語に触れられることは、大変ありがたい経験ですので、次回以降も積極的に参加させていただきたいと思います。
・・・といった感想が届き、今後への大きな励みとなりました。より楽しい「プチテコ」を今後も目指したいと考えています。

白百合女子大学フランス語教育研究会  

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