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【報告】「舞台芸術実践プログラム」1期生公演

2023年7月24日

 「ここがわたしの席....」印象的な最後の台詞に会場は静かな感動に包まれました。
7月20日、舞台芸術実践プログラムの1期生が上演した平田オリザ作『転校生』のエンディング・シーンです。

 



今年度文学部共通プログラムの第1弾としてスタートした舞台芸術実践プログラムは、国・フ・英3学科の多くの履修希望者から抽選で選ばれた25名で始まりました。
 本学大学院フランス語フランス文学専攻の修了生で、演出家として活動している小原花講師が担当する「舞台芸術実践演習」では、さまざまなワークショップを通して、単なる演技指導ではなく裏方の仕事も含めて舞台を作るという過程を実践的に学んでいます。
 その学びの集大成として、履修学生全員が一体となって主体的に今回の公演を作り上げました。21人がキャストとして舞台に立つだけでなく、全員が裏方の役割も分担し、会場の選定・設営から広報や大学との交渉まで舞台制作のすべてを自分たちで実践したのです。
 その結果、普段は授業や講演会を行っているクララホールが、この日だけは特別な演劇空間に変貌し、学生たちの真摯な演技はつめかけた観客を魅了しました。
 来年度以降も舞台芸術実践プログラムが参加学生の熱意によってますます充実していくことを期待しています。

 



2023年度「舞台芸術実践プログラム」統括責任者
フランス語フランス文学科 教授 善本孝
 
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