学びの内容

【報告】入学前スクーリング(2/12)

2024年2月28日

 2月12日、梅が咲くキャンパスに、12月までの入学試験に合格した、発達心理学科入学予定のみなさん41名が来校し、講堂での全体会の後、3号館の教室に集まりました。教室では3~4名で一つのテーブルを囲んで座り、御園生直美講師と鈴木忠教授、それに学科長の菅原ますみ教授も加わって、課題図書を題材にしたグループワークを行いました。


 みなさんには事前に『学びとは何か』(今井むつみ著)を読んで感想文を提出してもらっていました。教員がそれらの感想文から印象的な1文を抜き出し、1枚ずつのカードにしました。全員の感想文の一部が印刷されたカードが各テーブルの上に置かれていたわけです。ワークは、似たことを言っているカードどうしをまとめて、それに名前を付けていくというものでした。みなさんが課題図書をどう理解し、どんなところに注目したのかを題材にして、「学び」について考えることがねらいのワークでした。


 初めて出会った人どうしでの作業になったわけですが、簡単な自己紹介の後、どのグループも集中し、熱心に作業を進めました。1時間余りの作業の後、成果を発表してもらいました。どんなまとまりをいくつ作るかはグループにより様々で、各グループの熱心な取り組みが反映されていました。最後の感想では、「自分一人では気づかなかった視点を得られた」「人によって受け取り方が異なることに驚いた」といった多角的な視点への気づきに加え、そのプロセスが楽しかったという感想が述べられました。教員としても、入学後の授業が楽しみになる集中と成果がみられた2時間でした。入学式でまたお会いしましょう!
鈴木 忠
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