アウリオン叢書

 前年度に開講された、大学院オムニバス授業を下敷きに編纂されたリブレット。

 

 ★2022年12月、最新21号が刊行されました。
『アウリオン叢書』第21号 パンデミックの言説
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、岩政 伸治責任編集)
弘学社、2022年12月
  
 
ディザスター小説・映画にみる人新世のパンデミック表象
 岩政 伸治
 
『ダロウェイ夫人』とパンデミック
——空を見ることへ
 中川 俊子
 
村上龍『KYOKO』の舞台裏
——AIDSの表象や差別の問題などについて
 山本 源一
 
『わたしが・棄てた・女』と「癩者への接物』におけるハンセン病
 福田 耕介
 
パンデミックSF映画における「感染」の文化・致治学
 中垣 恒太郎
 
データや論文をオープンにする
 今井 福司
 
パンデミックの時代における石牟礼道子の文学
 ブルース・アレン
 
アメリカにおけるパンデミック映画
 ジェイムス・ドイッチュ
 
「積極的感受」という姿勢
 ドリアン 助川
 
エイズ文学における病人の表象
 内藤 真奈
 
「空気の日記」と詩のメタバース化
 田中 庸介
 
ゾンビとパンデミック的思考
——社会的恐怖之映画技街
 イリス・ハウカンプ
 
インドのパンデミック「ポップテクスト」
——「スーパーヒーロー」の出現と多様性をめぐって
 セン・ラージ・ラキ
 
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『アウリオン叢書』第20号 身体と身体:パフォーマンス・批評・精神分析
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、井上 隆史責任編集)
弘学社、2021年3月            
  
 
身体と無意識
 田村 一行
 
文芸批評と無意識
——小林秀雄「正宗白鳥の作について」について
 浜崎 洋介
 
村上春樹と「影」
——『ねじまき鳥クロニクル』まで
 三輪 太郎
 
無意識から噴き出す文学
 池田 潤
 
夏目激石から考える「崖の上のポニョ」に隠された宮崎駿の暗号
 渡辺 真也
 
変態心理というモダン
——初期谷崎作品から
 山中 剛史
 
そこで革命は起こらない
——『盗まれた手紙』における論理的時間
 荒谷 大輔
 
三島由紀夫 美徳による革命と反革命
——『サド侯爵夫人』における政治的行為とテロルの拒否を巡って——
 福田 大輔
 
「肖像」のエゴ-イズム
——ジョイスとラカン
 原 和之
 
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『アウリオン叢書』第19号 言語と教育、文学と教育
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、善本 孝責任編集)
弘学社、2019年3月              
  
 
教材としての『羅生門』
 髙橋 博史
 
ボーモン夫人『美女と野獣』
——いかに教訓を伝達するか
 伊藤 敬佑
 
言語ポートレートと評価
 姫田 麻利子
 
『赤毛のアン』に見られる教育
——カナダにおける教育とモンゴメリの思い
 白井 澄子
 
「届く言葉』について
 内田 樹
 
日本語教育と教員養成
 武田 加奈子
 
日本古典文学の助動詞を読む
 室城 秀之
 
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『アウリオン叢書』第18号 長篇小説の扉
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、井上 隆史責任編集)
弘学社、2018年3月           
  
 
トマス・ハーディー『テス』
——自然主義から象徴主義へ
 鈴木 貞美
 
ドストエフスキー『罪と罰』の世界
 富岡 幸一郎
 
山田風太郎 二つの視点
——二編の「忍法帖」シリーズから
 安蒜 貴子
 
『無垢の時代』から読み解くニューヨーク社交界
 大塩 真夕美
 
大岡昇平『花影』
——吉野行の記述から考える長篇小説
 花﨑 育代
 
ジャック・デュボアとともにスタンダールを読む
——「パルムの僧院」を中心に
 鈴木 智之
 
ジョウゼフ・コンラッド『ノストローモ』
——根源的な虚無に向けて
 田尻 芳樹
 
「戦後」解釈と問い直し
——三島由紀夫『絹と明察』について
 山中 剛史
 
エミール・ゾラ『ジェルミナール』と全体性
 海老根 龍介
 
谷崎潤一郎「細雪」
 佐藤 淳一
 
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『アウリオン叢書』第17号 環境人文学の地平
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、岩政 伸治責任編集)
弘学社、2017年3月     
  
 
文学は環境を救えるか
 アーサー・ビナード
 
問いを育てる
——まわりの人と研究テーマを決める
 岡田 大輔
 
情報資源を組織するとは
——図書館における主題分析、分類、件名から考える
 今井 福司
 
宮澤賢治とエコロジー
 宮澤 健太郎
 
メディア環境とキャラクター表象
——リアリティ、3DCG、AR
 内田 均
 
津波劇を考える/津波劇から考える
 日置 貴之
 
ハリウッドのエコ・ディザスター映画
——七〇年代から現代まで
 ジェイムス・ドイッチュ
 
「つくも神」
——妖精・妖怪が環境知能として復活する
 井辻 朱美
 
環境人文学的情報と表象
 堀井 清之
 
エコシネマの「第四の壁」をとおして
 アン・マクナイト
 
ウィリアムスの作品にみる汚染の言説と大地の神話創造
 岩政 伸治
 
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『アウリオン叢書』第16号 芸術におけるリライト
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、海老根 龍介・辻川 慶子責任編集)
弘学社、2016年6月  
  
 
書き継ぎと書き直し
——『薔薇物語』の場合
 篠田 勝英
 
ネルヴァルにおける引用の詩学にむけて
——フランス・ロマン主義時代におけるリライト
 辻川 慶子
 
演劇におけるリライト
——日本の古典演劇と西洋演劇の比較を通して
 日置 貴之
 
フランス小説の漫画化をめぐって
 笠間 直穂子
 
軍記物語のなかの『史記』
 北村 昌幸
 
ヘルダーリンの『エンペドクレスの死』
——書老換えの原因とその意味
 畠山 寛
 
「書き直し」としての自己翻訳
——ノーベル文学賞候補西脇順三郎の「神話」
 秋草 俊一郎
 
自画像としての引用
——ジョルジュ・ペレックの実践
 塩塚 秀一郎
 
『源氏物語』のメタモルフォシス
 緑川 真知子
 
美術におけるリライト(描き直し)/コラージュ
 河本 真理
 
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』と四つのワールド・シネマ
 小山 太一
 
「君の削除箇所を読め (Lis tes ratures)」
——小説家ゾラの「準備ノート」
 福田 美雪

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『アウリオン叢書』第15号 文学と悪
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、越 森彦責任編集)
弘学社、2015年6月         
    
 
アメリカにおける修辞的戦略としての悪の系譜
 岩政 伸治
 
リスボン大震災後のヴォルテールとルソー
——神がいるなら、この世になぜ悪があるのか
 越 森彦
 
〈自殺〉の乗り越え方
——ベケット芸術の倫理学のために
 鈴木 哲平
 
少年たちの悪と堕落
——ウィリアム・ゴールディング『蠅の王】を読む
 越 朋彦
 
シャルル・ボードレールにおける「悪」の問題
 海老根 龍介
 
正義感に潜む悪
——フローベール『感情教育』におけるデュサルディエの苦悩について
 松澤 和宏
 
ハンスでもなくクリストフでもなく
 井上 隆史
 
村上春樹小説における「悪」の変貌
 助川 幸逸郎
 
フランソワ・モーリヤックの小説における「最悪のもの」
 福田 耕介
 
一九二〇年代パリの悪
——ラルフ・エリソンと読むアーネスト・ヘミングウェイの『日はまた昇る』
 辻 秀雄
 
浮世草子の描く〈悪〉
——その趣向化と複層化
 佐伯 孝弘
 
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『アウリオン叢書』第14号 全体と部分
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、井上 隆史責任編集)
弘学社、2015年3月           
  
 
バルザック『谷間の百合』における歓待の掟
 松澤 和宏
 
小説の生成と変容のプログラム
——中里介山『大菩薩峠』をめぐって
 紅野 謙介
 
常磐津「積恋雪関扉」と『重重人重小町桜』
 光延 真哉
 
芸術思想のドラマ
——三島由紀夫「卒塔婆小町」における認識と行為
 山中 剛史
 
夢のからくり
——カフカにおける「全体と部分」考
 明星 聖子
 
記述と人間の全体性
——解积学的考察
 佐々木 一也
 
全体性を追い求めて
——サルトルの小説と世界観
 澤田 直
 
ラテンアメリカ文学における全体小説とミニマリズム
 久野 量一
 
全体性と〈金魚鉢〉
——ルカーチと戸坂潤を参照して
 林 淑美
 
社会のなかの個人の死
——福永武彦の全体小説と「生きる」こと
 西岡 亜紀
 
J・M・クッツェー 『恥屋』における歴史と個人
 田尻 芳樹
 
幻視と現実
——目取真俊の文学と〈真実〉への意志
 鈴木 智之
 
ゲーテにおける全体と部分
 縄田 雄二
 
読者のための海図
——解題に代えて
 井上 隆史
 
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『アウリオン叢書』第13号 文学のグローカル研究
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、荒木 正純責任編集)
弘学社、2014年3月           
  
 
映画と文学におけるグローカル研究
——ベケットをめぐって
 北山 研二
 
映画と文学
——越境するメロドラマ的想像力
 鷲谷 花
 
イギリスにおける英文学教育の曙と学校用アンソロジー
 鶴見 良次
 
ドクター・ジョンソンの旅行記に見るスコットランドの変化
 江藤 秀一
 
ロリータ・ファッションはグローカルでフェミである。
 吉原 ゆかり
 
表象とは何か?
 荒木 正純
 
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『アウリオン叢書』第12号 書物の現場
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、篠田 勝英責任編集)
弘学社、2013年11月        
  
 
本を読まない大学生について
——オムニバス授業「書物の現場」での講義
 津野 海太郎
 
古本学入門
 岡崎 武志
 
「断捨離」と古本屋とのいささかフクザツな関係について
 佐藤 真砂
 
本が書店に並ぶまで
 小山 英俊
 
文学と映画
——松本清張原作「張込み」を見る
 川本 三郎
 
出版の未来、読み書きの未来
 西谷 能英
 
書物の現場「IT と書物と人間」
 西垣 通
 
出版だから出来ること
 井崎 正敏
 
本のある時間
 高宮 利行
 
「中断された作品」を書物にする
——パスカル『パンセ』の場合
 塩川 徹也
 
版下ガラパゴス Les merveilles de la maquette
——本あるひは装訂にまつはる二十六句
 閒村 俊一
 
人の環に支えられる言葉たち
 堀江 敏幸
 
写本から活字本へ、そして「特認」と「禁書目録」の時代へ
 宮下 志朗
 
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『アウリオン叢書』第11号 異文化の中の日本文学
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、海老根 龍介・福田 耕介責任編集)
弘学社、2013年1月   
  
 
ドイツで福島
 多和田 葉子
 
意味とうま味の間
 岩切 正一郎
 
近代批判としての「ふるさと」論
——安吾とネルヴァルの例から
 朝比奈 美知子
 
死者の記憶を紡ぐ文学
九三〇~四〇年代の若手文学者の知的ネットワーク
 西岡 亜紀
 
安東次男と異言語の文脈
 海老根 龍介
 
ジャン・コクトーの三つの「挨拶」
——日本訪問をめぐって
 西川 正也
 
森有正
——異文化との接触から「経験」の創造へ
 釘宮 明美
 
深い河の悲しみ
——黒人霊歌と日本文学
 舌津 智之
 
アメリカの悪童と日本文学
——マーク・トウェインの日本化の問題について
 石原 剛
 
堀辰雄「楡の家」とフランソワ・モーリヤック『蝮のからみあい』
——手記という形式と作品世界
 福田 耕介
 
遠藤文学と異文化体験
 山根 道公
 
全体小説とは何か
 井上 隆史
 
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と明治期の文学
 猪狩 友ー
 
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『アウリオン叢書』第10号 語学・文学研究の現在Ⅱ
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、室城 秀之責任編集)
弘学社、2012年9月 
            
 
日本の古典文学とデータベース
——散文のデータベース——
 室城 秀之
 
近代語研究の現在
 常盤 智子
 
「〇〇語が話せる」ってどれくらい?
——外国語の口頭運用能力測定法——
 有吉 英心子
 
言語研究におけるポリフォニー理論
 六鹿 豊
 
「美の追求」の意味するもの
——一八五〇年代のボードレール
 海老根 龍介
 
論文における問いの見つけ方
——ルソーの『告白』を例にして——
 越 森彦
 
アメリカ小説に見る「商品」と「商品化」
 土屋 宏之
 
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『アウリオン叢書』第9号 語学・文学研究の現在Ⅰ
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、室城 秀之責任編集)
弘学社、2011年11月          
  
 
日本の古典文学とデータベース
——和歌のデータベース——
 室城 秀之
 
中世文学研究とコンピューター
 篠田 勝英
 
平安文学における移動を巡る物語と物語絵
 三浦 則子
 
『今昔物語集』の世界と表現
——巻二十七本朝霊鬼を中心に
 伊東 玉美
 
芭蕉における芸術と宗教をめぐって
—— 西行とのつながりを中心に
 田畑 邦治
 
文体論てのは いかがですか
 宮澤 健太郎
 
文学作品の独創性と借用
——ネルヴァル「ニコラの告白」の場合——
 辻川 慶子
 
十八世紀イギリス女性作家のジェンダー意識
——マライア・エッジワース『ベリンダ』(一八〇一)の場合——
 土井 良子
 
環境文学とエコクリティシズム
 岩政 伸治

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『アウリオン叢書』第8号 映画と文学
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、川竹 ジョジアーヌ・福田 耕介責任編集)
弘学社、2010年12月    
  
 
文学の映画化
——プロデューサーとしての経験から
 藤井 浩明
 
映画がメロドラマになる瞬間——マックス・オフュルス監督『忘れじの面影』をめぐって
 千葉 文夫
 
ダブル・イメージングによる少女表象
——宮崎駿『魔女の宅急便』
 須川 亜紀子
 
大正活映における谷崎潤一郎
 山中 剛史
 
水に書かれた物語
——ジャン・ルノワール『ピクニック』をめぐって
 野崎 歓
 
生きる証
——『もののけ姫』にみる環境的公正
 岩政 伸治
 
映像とファンタジー
——さまざまのリアリティ
 井辻 朱美
 
遠藤周作と熊井啓
——社会告発と純粋な愛
 福田 耕介
 
ジョン・フォードとモーパッサン
——映画『駅馬車』の系譜をたどる
 土屋 宏之
 
エリック・ロメールとマリヴォー演劇
 酒井 三喜
 
女性監督の映画への思い
——『女性監督にカンパイ!』からの言葉のリレー
 山﨑 博子
 
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『アウリオン叢書』第7号 宗教と文学:神道・仏教・キリスト教
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、井上 隆史責任編集)
弘学社、2009年12月              
  
 
慈円の生涯と文学
 久保田 淳
 
禅宗と日本文学
——一休宗純を中心に
 堀川 貴司
 
唯識說と和歌
——京極為兼の場合
 岩佐 美代子
 
キリスト教と日本文学
 古屋 安雄
 
仏教と文学
——冬の美学と道元の禅世界
 竹村 牧男
 
空海の詩と宗教
 竹内 信夫
 
神道と文学と芸能
 鎌田 東二
 
マラルメ、その時的宗教の素描
 菅野  昭正
 
遠藤周作
——日本人にとってのキリスト教
 加藤 宗哉
 
カトリック小説の構図
——G・グリーンの『カと栄光』と遠藤周作の『沈黙』の場合
 田村 一男
 
造形に見るキリスト教思想
——カトリック改革と日本を中心に
 宮下 規久朗
 
『とはずがたり』における遊義門院
 杉田 良恵
 
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『アウリオン叢書』第6号 人間と動物をめぐるメタファー
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、朝日 由紀子責任編集)
弘学社、2008年12月            
  
 
アメリカ文学と動物
——犬と猫の話
 今村 楯夫
 
泥濘の中の白鳥、「進歩」の時代の英雄と詩人
 海老根 龍介
 
命のリレー
——近現代日本文学における動物と人間
 大久保 喬樹
 
動物狂言の「おもて」は何を表すのだろう
 佐々木 みよ子
 
狩の獲物と動物の位階
 篠田 勝英
 
動物物語の現代的意義と可能性
 高田 賢一
 
芭蕉が開いた世界
——動物を詠んだ句を例として
 田中 善信
 
象徴としての「鯨」
——『白鯨』をギリシャ神話から眺める
 牧野 有通
 
昔話における人間と動物
——日本とドイツ語圏の動物婿譚の比較
 間宮 史子
 
アンデルセンと賢治と
——擬人化をめぐって
 宮澤 健太郎
 
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『アウリオン叢書』第5号 文学と笑い
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、星埜 守之・井上 隆史責任編集)
弘学社、2007年11月       
  
 
サミュエル・ベケット、あるいは文体の揶揄
  ジュリアン・ピア/訳・海老根 龍介
 
中世芸能と『近代能楽集』
——笑い・対話劇・女
 山中 玲子/井上 隆史
 
「甘美な笑い」はどこに宿るのか
 宮下 志朗
 
東西の笑話の比較
 佐々木 みよ子
 
シェイクスピア演劇と笑い
——〈他者〉の笑い、〈他者〉のまなざし
 本橋 哲也
 
妖精物語、「癒す人」、夢と現実
 エイミー・ベンダー/訳・構成 管啓次郎
 
紋切り型について
——フロベール『ボヴァリー夫人』を中心に
 塚本 昌則
 

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『アウリオン叢書』第4号 翻訳の地平:フランス編
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、星埜 守之・澤田 直責任編集)
弘学社、2006年11月
  
 
翻訳という経験
 澤田 直
 
主語を訳すのはいつだって厄介である
 野崎 歓
 
体の翻訳/徳の翻訳
——ウフエ=ボワニとグラムシの異なる舌から
 真島 一郎
 
翻訳とアスペクト
 ジャック・レヴィ
 
「翻訳」概念の変換をめぐって
——ベンヤミン・クレオール文学・吉増剛造を中心に
 林 浩平
 
母の国で語っているのは?
——チュニジア出身フランス人の回想記
 有田 英也
 
アルベール・カミュ『異邦人』
——沈黙の翻訳
 塚本 昌則
 
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『アウリオン叢書』第3号 口承文学の世界
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、春田 節子責任編集)
弘学社、2005年7月              
  
 
口承文学の創造性と民衆性
 鍛治 哲郎
 
昔話における異界
——「地下の異界」のイメージ
 間宮 史子
 
トロイア伝説の神々と英雄
 古深 ゆう子
 
武勲詩
——「声」から「文字」へ
 篠田 勝英
 
『源氏物語』と『古事記』『日本書紀』の日向神話
——光源氏の潜在王権の基軸——
 平沢 竜介
 
口承文学と宮廷文学
——G・チョーサー作『バースの女の話』を中心に
 春田 節子
 
学者との出会い
 久保 正彰
 
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『アウリオン叢書』第2号 文学と食
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、久保田 淳責任編集)
弘学社、2004年7月              
  
 
名作五篇と五種の食べ物
——オムニバス講義「文学と食」のはじめに——
 久保田 淳
 
川柳で詠む在米日本人の食の世界
 粂井 輝子
 
肉食事始め
 鈴木 英夫
 
志賀直哉「小僧の神様」に描かれた鮨
 高橋 博史
 
『力と栄光』と『事件の核心』
——食事としてのミサ聖祭の視点より
 田村 一男
 
平安時代物語と酒
 室城 秀之
 
やっぱり美味しいフランス文学
 福田 育弘
 
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『アウリオン叢書』第1号 国境なき文学
(白百合女子大学言語・文学研究センター編、澤田 直責任編集)
弘学社、2004年7月               
  
 
聞く、書く、読む
——私がアメリカ在住ハイチ人作家になるまで
 エドウィージ・ダンティカ
 
マルチニック対話
 管 啓次郎
 
亡命者たちの故郷一イタリアあるいは地中海一
 堤 康徳
 
フロンティアとしてのアイルランド
 栩木 伸明
 
詩人にとって母国語とは
 野村 喜和夫
 
モーリヤックと遠藤周作一人間の心の奥の「文学」
 福田 耕介
 
フランス語圏文学/フランコフォン文学への招待
 星埜 守之
 
モロッコから/へー交流と抵抗の場
 澤田 直
 

  
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