高校時代にイギリスへ短期研修に行ったこともあり、大学では長期の留学をしてみたい、とずっと考えていました。その思いがかなったのは大学2年生のとき。海外の協定校でもあるアメリカ・ミネソタ州のカレッジ・オブ・st. ベネディクトへ、10ヶ月の長期留学を果たすことができました。長期留学に行く際に、何人もの先生方が親身になって相談にのってくださり、少人数制のよさを実感しました。また、私の場合は協定校に留学したので、習得した単位は大学での単位に置き換えることができ、帰国してからも順調に大学生活へ戻ることができました。
留学先の大学では、さまざまな価値観を持った人がいて、毎日が驚きの連続でした。相手を理解することは、同時に背景にある文化や言語の成り立ちを学ぶ、ということ。文化や言語の成り立ちで変わる、習慣の違いを実感した10ヶ月間でした。
忘れてはならないのは、長期留学を支えてくれた友人たちや両親の存在です。キャンプや感謝祭で私を楽しませてくれた友人たちや、いつも気遣ってくれた両親に、感謝の気持ちでいっぱいです。今度は私の方がお返しをする番。今よりももっと相手を思いやれる、そんな女性に成長していきたいです。
学生時代は自分の価値観や視野を広げることができる、絶好のチャンスです。私は1年間のアメリカ留学を通して、自分とは違う考えを持った「相手を理解する」ことの重要さを学びました。みなさんも大学生活を通して、かけがえのない宝物を見つけてください。