児童文学には絵と文章を同時に楽しめる、という魅力があります。その面白さにあこがれて、図書館や本の編集に興味があった私は、大学に入学したら児童書に囲まれた生活をおくりたいと思っていました。白百合の図書館には児童書コーナーがあって、そこには日本の児童文学作品だけでなく、ピーターラビットなどの海外の絵本や、紙芝居などが数多く取りそろえられています。そこで友人たちと過ごすのは、今の私にとって何よりも幸せな時間です。
児童文学の授業では、海外の児童文学講義やおもちゃ論、ストーリーテリングなど、その講義の種類はさまざまです。以前私が受けた授業では、児童文学に描かれる女性像を時代別に分析しました。時代によっては女性観が大きく違ったりして、まさに女子大学ならではの興味深い内容。私の一番のお気に入りの児童文学の研究室では、たくさんの作品に触れ、新しい楽しみ方や視点を持つことができました。
昨年は、学生が主催する児童文化学会で学園祭にカフェを出店したり、後輩の指導のためにオリエンテーションキャンプに参加も。学年を越えた友人ができ、児童文学を取り巻く私の世界は、また大きく広がりました。
志望する大学には積極的に足を運んでみて、自分の目で確かめることが必要だと思います。私は実際に白百合に入学してみて、こんなに面白い学科だったのかと実感しました。みなさんも志望校に関していろいろ調べてみることをお勧めします。