白百合にはティーチング・アシスタント(TA)という制度があります。これはフランス人のアシスタントが授業以外でフランス語を教えてくれたり、研究室でフランス語の学習サポートを個別で行ってくれる、というものです。幼い頃、フランス語圏で生活し、どうしてももう一度初めから勉強しなおして、その国の言葉はもちろん、文化を知った上で訪れてみたいというのが私の夢でした。入学当初から、フランス語に慣れるために、フランス語の新聞や雑誌を使ってTAや友人たちと研究室で勉強したことは、今でも思い出に残っています。
昨年はモンペリエ(フランス南部にある小さな都市)へ短期留学に行ってきました。実際にフランスの文化を肌で感じとることができ、見るものすべてが新鮮で、夢のような一ヶ月間でした。
日本に戻ってきてからは以前よりもフランス語を学ぶのが楽しくなり、時には友人たちと大学の中庭でフランス語のおしゃべりをすることも。言葉が違うと文化や考え方がまったく違う、そんな重要なことをフランス語は教えてくれたような気がします。
私の専攻しているフランス語フランス文学科では、語学の勉強だけでなく、学んだことを仕事や生活にいかに活用できるかを重視する授業が多いように感じます。学ぶ視野を幅広く持ち、たくさんの人と接していくことは、これから社会に出る上でとても重要なことだと思います。その意味でもいろんなことにチャレンジしてもらいたいですね。