国語教師をめざしている私は、「こころ」の教育と少人数制教育に力を入れている白百合を迷わず選びました。日本文学を学び、日本の文化について理解することはもちろんですが、将来教職についたとき「こころ」の大切さをうまく伝えられる教師になりたい、と思ったからです。

白百合では宗教学の授業があり、そこでは講話を通じて人に対する思いやりや、奉仕の精神を学ぶことができます。また、修養会やミサでは人間的な「こころ」のあり方について考えたり、自分の内面と静かに向き合ったりする時間を持つことができました。

現在は、『国語科教育法』など教職課程の授業で切磋琢磨する毎日をおくっています。模擬授業では指導案の作成を行ったり、生徒役や教師役になって授業を行い、それぞれの指導方法を議論する時間などもあります。そのほか、課外活動として私は週1回教育機関でのボランティアに参加しています。
小学校で実際に問題のある子どもと向き合ったとき、自分はどうしたらよいのか試行錯誤することもありますが、そんなとき宗教学で学んだ「人を愛する」ことの大切さが思い出されました。
これからも「人を愛する」ことを心の礎として、白百合で学んだことを生徒一人ひとりに誠心誠意伝えることのできる教師をめざし、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。