白百合では、幼稚園教諭と保育士の資格を両方とも取得することができます。もともと子どもに関わる仕事をしたいと思っていた私が、保育者をめざそうと思ったのは高校のときの保育実習がきっかけでした。

園児と遊びながらも、「視野を広く持つ」ことの大変さ、そして大切さを実感しました。子どもたちは、大人が思いもよらないさまざまなことに興味を示します。その場限りでただ与えるだけではなく、「子どもに必要なことを適切なタイミングで手助けをしていく。それが本当の教育なのではないだろうか」と感じました。心理学はゼロからのスタートですが、子どもたちと接する上で、心の動きも理解できるようになりたいと思っています。

白百合でいろいろな授業を受けるにあたり、自分が高校の実習で感じたことが頭の中で結びついていく新鮮な感動に溢れています。以前までは「子どもの保育をする仕事」と思っていましたが、保育する側も子どもたちから受ける影響はたくさんあります。そして、最近では保護者に対する対応も重要であることを学びました。子どもたちとの直接的な関わりだけでなく、保護者や幼稚園・保育所など、子どもたちを取り巻く環境づくりも必要です。子どもたちの心を理解し、のびのびといられるような成長の手助けをしていきたいと思っています。