大学院が果たす機能は多様化しています。第一線の研究者を育てることはもちろん、修了後に幅広い分野で活躍できる、深い学識と広い視野を養うことも、現在の大学院に求められる重要な役割のひとつです。また大学を卒業し、一度は学問の世界を離れた方が、さまざまな動機からもう一度学びに取り組み、最新の知識やスキルを習得する場としても、期待の高まりを感じます。
白百合女子大学文学研究科は、修士課程・博士課程(前期)5専攻、博士課程(後期)3専攻を擁し、たしかな学識と研究能力・実務能力を備えた専門人材を育成する一方で、専門的な学究から得られる視点や視野をとおして、修了生が社会に貢献しその生き方を豊かなものにできるよう、各専攻が特色を生かした教育と研究を実践しています。
文学研究科長 海老根 龍介