自己紹介
千葉県で生まれ育ちました。5歳のときキリスト教に初めて触れました。幼稚園の担任の先生が紹介してくださった日曜学校に一人通い、毎週、聖書のお話をきく時間を楽しみにしていました。
研究では、西洋の古い時代において異なる宗教的伝統が接触する重要場面を文献を通して吟味することから手がかりを得て、現代の倫理の在り方について根本に立ち返りつつ考察することを課題としてきました。最近は、人生の種々の苦難に対して真に力となる心の糧を伝統のなかから取り出し捉え直して、微力ながら世に投じることをあわせて課題としています。
授業では、身近な倫理問題・課題に関して認識を深め考察を加えることを通して、受講者の方々が倫理と宗教の関係、そしてキリスト教にいっそうの関心と理解をもってくださることを願いつつ取り組んでいます。
学生さんたちへのメッセージ
学業と学生生活においては、先生方や職員の方々との交流、学生同士の交流を大切にし、また卒業生の方々の活躍にも目を向けつつ、さまざまな人とのかかわりのなかで、専門分野の知識等を究めるとともに、広くバランス良く教養を身につけ、また人間理解を深め、人間性を育んでいくことができるようにと切に願っています。そして、あなたのいのち・一生・日々の生活を、そして同時に、あなたのかかわる人のいのち・一生・日々の生活を大切にする心を育み成熟させていってほしいと願っています。