森下 みさ子 教授(学科長)

専門分野
児童文化、玩具文化

自己紹介・学生へのメッセージ

絵本もおもちゃもアニメやゲームも、大人と子どもが共有するものになってきました。そこに働いている<子ども>力を明らかにしていきたいと考えています。

自己紹介
目の前にいる小さい人たち(子ども)にも、わたしたちの心に住む「子ども」にも、社会や文化を突き動かしている<子ども>的なものにも、興味をもっています。絵本、アニメ、おもちゃ、キャラクター、ゲーム、子ども服にテーマパーク・・・わたしたちの周りには、なんと多くの<子ども>力が働いていることでしょう。その不思議さ、面白さにひかれて「追っかけ」をし続けています。

学生へのメッセージ
大学そのものが、面白いものでいっぱいのおもちゃ箱のようなものです。どれだけ面白いものを発見して、面白がって取り組めるか、それが自分自身の発見にも他者とのかけがえのない出会いにもつながると思います。面白がり上手になってください。

担当科目

児童文化学科

  • 児童文化入門B
  • おもちゃ論A
  • 子どものイメージ
  • 演習
  • 卒論

大学院 児童文学専攻

  • 児童文化特殊研究A:<子ども>表象の意味[理論編]
  • 児童文化特殊研究B:<子ども>表象の解読[実践篇]

担当科目の内容

児童文化学科

児童文化入門B

遊び、おもちゃ、お菓子、おまけ、絵本、テレビ番組、アニメ等を通して、子どもの感受性や文化との関わり方を掘り下げてみる授業です。

おもちゃ論A

子どもと大人、伝統と流行、アナログとデジタル、性別、国籍、障害の有無等の境界を超えて広がる「おもちゃの力」を探究する授業です。ベーゴマにベイブレイド、リカちゃんやシルバニア、ぬいぐるみ、デジタルペット、グッドトイ等、実際に遊びながら考察します。

子どものイメージ

なぜ、サンタは子どもに贈り物をするのか? なぜ、ディズニーランドでは子どもになれるのか? なぜ、しんちゃんは幼稚園児なのか? なぜ、宮崎アニメの子どもは走るのか?等の問いに応えることを通して、純粋・無垢・挑発力等、子どもがもたらすイメージの働きについて考える授業です。

大学院 児童文学専攻

児童文化特殊研究A:<子ども>表象の意味[理論編]

児童文学・児童文化が冠する「児童(子ども)」は、研究に欠かせない視角である。「子ども」は、どのようなメディアにどのように表出され、どのような働きをしてきたのか? 私達の社会や文化における意味を、さまざまな論考から探っていく。

児童文化特殊研究B:<子ども>表象の解読[実践篇]

絵本・マンガ・アニメ・児童文学等の作品において、「子ども」はどのように表出され、どのような働きをもたらしているのか、メディアの特性にも注視しながら具体的な作品を取り上げ読み解いていく。

業績

著書

単著

  • 『江戸の微意識』(新曜社)
  • 『江戸の花嫁』(中公新書)
  • 『娘たちの江戸』(筑摩書房)
  • 『おもちゃ革命』(岩波書店)

共著

  • 『わたしたちの江戸』(新曜社)
  • 『子ども』(岩波書店)
  • 『少女雑誌論』(東京書籍)
  • 『方法としての境界』(新曜社)
  • 『零の修辞学』(リブロポート)
  • 『ものと子どもの文化史』(勁草書房)
  • 『メディアがつくる子どもたち:子ども観の変貌』(赤ちゃんとママ社)
  • 『文化の市場:交通する』(東京大学出版会)
  • 『文化と子ども』(建帛社)
  • 『近代以前の児童文学』(東京書籍)
  • 『児童文化』(ななみ書房)
  • 『消費社会と子どもの文化』(学文社)
  • 『演習児童文化』(萌文書林)
  • 『子ども文化』(文部科学省)
  • 『新版児童文化』(ななみ書房)
  • 『子どもたちの文化史』(臨川書店)

経歴

聖学院大学児童学科准教授を経て、現職。
『わたしたちの江戸』により日本児童文学学会奨励賞受賞。
『おもちゃ革命』により日本保育学会文献賞受賞。
武蔵野市子育て支援おもちゃアドバイザー。

資格

おもちゃコンサルタント

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