対人関係を調整し得る言語の機能に着目し、「ポライトネス」の理論や「言語相互行為」の理論を基盤として、ことばや会話の分析をしています。
最近は、フランス語の教授法にも関心があります。高校での教授経験を活かして、主として中等教育における第二外国語としてのフランス語教育についての考察も、研究課題のひとつとしていきたいと思っています。
大学を卒業し、フランス語とは全く縁のない職場に勤務していましたが、あるときふと思い立って大学院受験を決意、一般より約10年遅れで大学院生になりました。その後、白百合での修士課程、博士課程、リヨンでの留学生活を経て今日があります。母校の白百合女子大学でフランス語を教えるようになるとは、以前は想像さえしていませんでした。後輩である学生のみなさんと学びの時を共有できることが、今の私にとっては何にも代えがたい喜びです。