研究キーワード:発達障害、 知的障害、協同学習、学び方を学ぶ(Learning to Learn)、集団随伴性、インクルーシブ教育、学習のユニバーサルデザイン
これまで応用行動分析学の立場から、発達障害等のある子どもを対象にソーシャルスキルや集団指導に関する臨床的な研究を行ってきました。また近年は、発達障害のある子どもの在籍する通常学級でのユニバーサルデザインな協同学習や、自己調整学習、学び方を学ぶレッスンに関する研究に、学校現場の先生方の協力を得ながら取り組んでいます。研究テーマやアプローチは少しずつ拡がってきましたが、自分の中で一貫しているのは、「集団と個の関係」、「安心して自分を発揮できる集団」についての関心です。
ゼミでは、卒業論文は、貴方が「知りたいことをとことん深める」ことができるよう丁寧な指導に努めていきたいと思います。修士・博士論文は、上述の研究に関連するテーマであると、よりお力添えができるかと思います。
私は発達臨床センターでの臨床実習も担当しております。障害のある子どもたちの発達支援は、右肩上がりにぐんぐん進むというよりは、ゆっくり行きつ戻りつしながら、スモールステップで進んで行くことの方が大半です。成長の瞬間に立ち会えた際は、とてもうれしく、幸せのお裾分けを頂ける一時でもあります。
講義やゼミ、また発達臨床センターでの臨床活動にて、一人でも多くの学生のみなさんと一緒に学び、悩み、発達支援について考えていくのを楽しみにしています。