[発達心理学科]【報告】国領子ども食堂ボランティア活動について

2024.05.17
教育・研究
 5月11日(土)に9:00~14:00の5時間、国領のちょうふの風さんが主催する子ども食堂ボランティアに参加させていただきました。子ども食堂のボランティアは初めてであったため最初は緊張したのですが、ボランティア先の方々や一緒に参加した学生の方々(白百合女子大学、武蔵野大学、国際基督教大学)が非常に優しく、柔らかい雰囲気で、すぐに溶け込むことができました。
 9時から11時の間は、設営や掃除、料理などグループに分かれて行いました。私は、部屋の中の設営と掃除を行いました。11時までだったのですが、30人近くスタッフがいたため、10時20分くらいにはあらかた終了し、その後は大学生の方々やスタッフの方々と飲み物やお菓子を食べながら交流しました。大学生との交流では、学んでいる学科がそれぞれ異なっていたため、さまざまな知識を交わすことができる有意義な時間でした。
 

 
 11時から13時の間は、子ども食堂の運営を行いました。私は、来てくれたお子さんやその親御さんを席へ案内し、カレーライスを運ぶ作業や、帰る際にお菓子とカードを渡すといった作業をしました。そのような作業をする中で印象的な出来事がありました。その方は、2人の男の子を連れたお母さんだったのですが、2人のお子さんを見るのが大変そうであったため、少しお母さんや子どもさんと話していると、「どのようなことを大学で学んでいるのですか。」などを尋ねられました。「心理です。」というと、子どもさんが走り回っていてなかなか話を聞いてくれないのが気がかりだったのか、「(子どもが)どのような心理をしてるのかな。」と質問ではないのですが、すこし困ったように笑いながら言われ、安全基地などの知識を思い出し、「冒険したいのかもしれませんね」と返しました。ここで、もっと良い返しができたのではないか、もう少し寄り添うような言葉がいえればよかったと思いましたが、お母さんは少し笑顔になってくれたのでよかったです。このような経験から、もっと知識を得て、安心するような返しができるような人になりたいと思いました。
 最後に、子ども食堂が終わると学生で集まりカレーライスを食べました。お腹が空いていたのもあり、とてもおいしかったです。
 

 机の上だけの知識ではない、現場で得ることができる学びを体験できた非常によい機会でした。ボランティアを紹介していただきありがとうございました。
 

発達心理学科3年 酒井和泉
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