6月15日(土)に今年度初めてのオープンキャンパスを開催し、たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。
ご来場いただいた皆さんには、緑豊かな本学を直に感じていただけたのではないかと思います。
国語国文学科では、学科紹介と模擬授業がセットになったプログラムを第一部14:10~15:10と、第二部16:00~17:00の2回にわたって実施しました。また、貴重書展示を中心に学科の様子や学生の取り組みがわかる展示ツアーも行いました。
同一プログラムなので、来場者の方がお好きな方を選べる形になっていました。
また、学科の教員・学生と個別にお話ができるコーナーが常設されていたので、より自由に、関心に沿った情報を得られた方もいらっしゃったと思います。
学科紹介では、幅広い時代・幅広い分野を専門とする教員が揃っているため、学生一人ひとりが興味に沿って学びを深め、そして広げられる環境であることや、2025年度から開始の新たな文学部カリキュラムついてご紹介しました。ほかに年内入試のポイントもご説明しました。
さらに、学生も4名登壇しました。
模擬授業ご担当の川瀬先生のゼミ(国語学)に所属する学生からは、卒業論文での研究テーマの紹介や国語国文学科を選んだ理由、ゼミ選択に至るまでを自分の経験に即して具体的に説明しました。聞いていて1年次から4年次までの学びのイメージを掴めた方も多かったのではないでしょうか。
また、国語国文学科と関係の深い資格である「日本語教育副専攻」、「舞台芸術実践プログラム」や「司書課程」についても、履修し始めたきっかけから始まって、どのようなプログラムなのか、そこで培った力がほかの学びや日常生活、就職活動などにどのように繋がり、活かせたかといったことを、実際に履修している学生から直接お話をしました。

模擬授業は、ことばの歴史的変化など、国語史、国語学がご専門の川瀬先生がご担当されました。

模擬授業は、ことばの歴史的変化など、国語史、国語学がご専門の川瀬先生がご担当されました。
「とても」という語を取り上げ、参加者の皆さんが実際に例文を考えたり、100年ほどことばの歴史を遡ったりしながら、分析の方法を学べる授業でした。ことばの変化と規範意識(そのことばは正しい、間違っているという意識)の関係についても考え、高校の国語の授業とはまた違った時間を体験できたと思います。
遡ってみることで、 今だけを見ていてもわからないことがわかるという発見の面白さが ありました。
遡ってみることで、
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2024オープンキャンパス模擬授業
国語学:「とても楽しい」の「とても」は間違った使い方だったの?
担当:川瀬卓先生
「とても」という副詞は、状態の程度がはなはだしいことを表す程度副詞として現在、普通に使われています。この言葉がかつて間違った言い方として非難されていたことはご存知でしょうか?
「とても」を例として、ことばの変化を探る旅に出てみましょう。
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国語国文学科公式Instagramでは、川瀬先生から出題のミニクイズも投稿しております!
ぜひチャレンジしてみてください。
次回のオープンキャンパスは7月20日(土)に開催予定です。
ご来場を心よりお待ちしております。