本学での開催は4回目となる、吉開章さん(一般社団法人やさしい日本語普及連絡会代表理事/やさしい日本語ツーリズム研究会代表)による講演会「やさしい日本語」が、5月20日(火)に行われました。講演会は毎年、日本語教師を目指して学ぶ学生や、日本語に興味のある学生で賑わいます。
「やさしい日本語」とは「日本語を母語としない外国人など、日本語の理解やコミュニケーションになんらかの困難を抱えている人のために配慮された日本語表現」です。
では、実際に「やさしい日本語」を話すにはどうしたらいいのでしょうか。吉開さんからやさしい日本語のこつ、「ハサミの法則」を教えてもらいました。
「ハ」は「はっきり言う」、「サ」は「さいごまで言う」、「ミ」は「みじかく言う」。
これを意識して、ことばの言い換えを考えてみます。
例えば、「鑑賞します」「見物します」「拝観します」という3つの言葉は、どれも同じ行為を表しています。何と言い換えたらよいか?という問いかけに学生から声が上がりました。これらの言葉は、「見ます」と言い換えることができました 。



後半では、やさしい日本語を考えるグループワークをしました。
「やさしい日本語」について知り、理解を深めた、とても実りある時間になりました。
(国語国文学科)