学びの内容

ホリグチ コウタ

堀口 康太 講師

専門分野

生涯発達心理学、福祉心理学
特に高齢者の動機づけ、青年期以降のキャリア構築、児童福祉における関係機関連携

自己紹介・学生へのメッセージ

 今、私が興味を持って研究している分野は、高齢者の動機づけ、青年期以降のキャリア構築、児童福祉における関係機関連携の3つです。
1つ目の高齢者の動機づけは、高校生から大学生の時にかけて、祖母の介護を経験したことが転機となって始めた私のライフワークのような研究です。
2つ目の青年期以降のキャリア構築は、高齢者に関する仕事をすることを目指して、市役所に入庁したのですが、配属されたのが児童相談所だったという経験が影響しています。必ずしも自分の希望したとおりにならない人生において、いかにして自分なりのキャリアを築いていくかということは自分自身の課題でした。
3つ目の児童福祉における関係機関連携は、いかにして児童福祉の仕事を自分のものとして引き受けるのかという課題をクリアした結果、「行政として関わっていた関係機関の役割をもっと周りに知ってもらいたい」という思いに結びつき、研究テーマとして浮かび上がってきました。
思い返してみると、私の今の人生は大学時代の経験が転機となり、その転機から始まった経験、特に決して自分が選んだわけではない出来事によって大きく影響を受けているような気がします。私の例がみなさんにあてはまるわけではないと思いますが、大学時代の経験が後の人生を大きく変えるかもしれません。大学時代をどうぞ大切に過ごしてください。
担当科目
■人間総合学部 発達心理学科
心理学概論A
発達心理学演習B
心理学実験Ⅰ
心理学研究法Ⅰ・Ⅱ
心理演習
心理実習C
卒業論文
 
■大学院文学研究科 発達心理学専攻
心理実践実習C
福祉分野における理論と支援の展開A
修士論文指導
心理学実験指導法Ⅰ
研究指導

担当科目の内容
■人間総合学部 発達心理学科

◇心理学概論
A◇
 心理学と人々の日常生活のつながりについて学びます。心理学は教育、福祉、産業、社会など人々の生活領域を対象としていますが、それらの生活領域に共通する心理学における基礎的な知覚・記憶・学習・動機づけなどの研究知見から、人間の行動形成のメカニズムを学びます。

◇発達心理学演習
B◇
主に児童福祉や高齢者福祉の領域を対象として、福祉現場における発達心理学的な課題を解決するための方法を考えていきます。発達心理学に関する学術雑誌の購読や福祉領域の現場の課題の整理、それについての履修者相互の議論を通して、課題解決策を検討するための方法を検討し、成果をまとめていきます。
 
■大学院文学研究科 発達心理学専攻
 
◇福祉分野に関する理論と支援の展開A◇
児童虐待、高齢者虐待等の福祉分野における心理支援に関するトピックについて、研究知見から明らかになっているエビデンスを紹介します。そのうえで、各履修者が興味をもつ福祉分野に関する論文を購読し、文献レビューを行い、レビューした結果を発表論文としてまとめます。発表を通して、履修者同士で福祉分野において根拠に基づく支援を行うために必要なことを討議します。
業績
【著書】
  •  大川一郎・土田宣明・高見美保編著(2020)『基礎から学べる医療現場で役立つ心理学』ミネルバ書房.(分担執筆)
 
【査読付学術論文】
  • Horiguchi, K (2020). Relationships between changes in motivation for social activities and changes in the well-being of older Japanese adults. Japanese Journal of Social Motivation, 10, 2-11.
  • 堀口康太・御手洗尚樹(2020)再雇用高齢労働者の就労動機づけ尺度の作成および関連要因の検討. 実験社会心理学研究, 59, 86 – 106.
  • 堀口康太(2019) 民生委員児童委員、主任児童委員による地域の支援を要する児童への見守りのプロセス. 子育て研究, 9, 15 – 30.
  • 堀口康太・大川一郎(2018)高齢者の社会参加活動への自律的動機づけと価値観及び生活史とのつながり探索的検討—. 高齢者のケアと行動科学, 23, 62 – 74.
  • 堀口康太・大川一郎(2018)高齢者の社会的活動への動機づけと他者との関係性の関連活動内の仲間関係、配偶者、子供、孫の4側面に着目した検討—. 教育心理学研究, 66, 185 – 198.
  • 堀口康太・黒石憲洋(2018)通所介護を利用する高齢者の社会的比較の特徴に関する探索的検討:比較の基準としての「ふつう」.ソーシャルモチベーション研究, 9, 12 – 20.
  • 堀口康太(2018) 児童家庭相談における児童家庭支援センターの役割と今後の展望児童版の地域包括ケアシステムの構築に向けて—. 子育て研究, 8, 16 – 26.
  • 堀口康太・大川一郎(2017). 通所介護利用者の自律的動機づけに関連する要因の検討:「他者との関係性」と「生活史」に着目して. 高齢者のケアと行動科学, 22, 41 – 58.
  • 堀口康太・大川一郎(2016)老年期の自律性研究の課題と展望:自律的動機づけに着目した研究の方向性の提案. 発達心理学研究 27, 94 – 106.
  • 原涼子・堀口康太・安藤智子(2015)医療技術職の熟達プロセスに関する研究:視能訓練士を対象として. 医療の質・安全学会誌, 10, 160 – 171.
  • 堀口康太・小玉正博(2014.老年期の社会的活動における動機づけとwell-being(生きがい感)の関連:自律性の観点から. 教育心理学研, 62, 101 – 114.
  • 堀口康太(2013)高齢者の「願い」の特徴とその構造. 高齢者のケアと行動科学, 18, 64 - 74 .
 
【査読付紀要】
  • 堀口康太・小島道生・下山直人・小林美智子・濱本悟志・茂呂雄二(2020)共同生活型交流及び共同学習の成果と課題—三浦海岸共同生活における引率教員の評価から—. 筑波大学学校教育論集, 42, 9 -16.
  • 堀口康太・小島道生・下山直人・小林美智子・濱本悟志・茂呂雄二(2019)共同生活型交流及び共同学習の成果と課題—黒姫高原・三浦海岸共同生活における引率教員の評価から-. 筑波大学学校教育論集, 41, 1 – 7.
  • 堀口康太・小島道生・下山直人・小林美智子・濱本悟志・宮本信也・石隈利紀(2018)黒姫高原共同生活が児童生徒および教員に与える影響教員に対する質問紙調査の結果から—. 筑波大学学校教育論集, 40, 1 – 10.
 
【その他雑誌論文】
  • 大塚泰正,・松高由佳・飯田・順子・遠藤寛子・島田恭子・津野香奈美・藤 桂・堀口康太(2018.米国心理学会におけるLGBT対応ガイドラインと産業保健スタッフへの提言. 産業精神保健,26, 121 – 126.
  • 波田野匡章・菊入みゆき・堀口康太・濱野裕貴子・御手洗尚樹・吉田朋子(2016キャリア構築理論(Career Construction Theory)の現代的意義の検討 : 企業、公的機関、教育機関での適用と課題. 経営行動科学 28, 279 – 304.
経歴
20204 - 現在 白百合女子大学 発達心理学科 講師
20204 - 現在  筑波大学 働く人への心理支援開発研究センター 非常勤研究員 
20174 - 20203筑波大学人間系附属学校教育局特任助教 
20164 - 20173川崎市役所 こども未来局 児童家庭支援・虐待対策室 
20154 - 20163川崎市北部児童相談所 
20134 - 20153川崎市麻生区役所 児童家庭課 
20104 - 20133川崎市麻生区役所 保護課 
20064 - 20103川崎市中央児童相談所
 
【資格】
臨床発達心理士
社会福祉士
専門社会調査士
公認心理師
 
【所属学会】
日本発達心理学会
日本教育心理学会
日本グループダイナミクス学会
日本老年行動科学会
日本子育て学会
ソーシャルモチベーション研究会
より詳細な情報は https://researchmap.jp/hori-kou103
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