「人が心身ともに健康な生活を送る際に求められる要因」について関心を持ち、研究活動を行っています。具体的な研究テーマは以下の通りです。
- 移行期にみる子どもの自己有能感・社会的受容感の機能
- 幼児期から児童期初期における自己有能感・社会的受容感の発達プロセスと機能
- 子どもの社会性と自己感の発達に関する縦断的研究
- 子どもの自己感の発達に関する遺伝要因・環境要因の検討
- 家族の精神的健康に関する縦断的研究
- ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(社会性と情動の学習)プログラムの実践に関する研究
- 森林セラピーの心理学的効果測定
私は、心理学を学び始めた大学生の頃から「自己感」をテーマにした研究に取り組んできました。
「自己感」つまり、自分に対する意識や感情については、古来、さまざまな領域で議論され続けているテーマではありますが、「自己」について科学的に探求し、エビデンス(根拠)に基づく理論を展開していこうとする心理学の手法に魅力を感じて研究活動を継続しています。
また、ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(社会性と情動の学習)プログラムの実践と効果に関する研究を通して、「心理学で得られた知見は“心の防災訓練”としても有効である」と実感しています。
具体的な研究の成果等については授業の中で紹介していきます。