根本 裕美 准教授

専門分野
生活科、総合的な学習の時間、教育協働

自己紹介・学生へのメッセージ

こんにちは。長い間、小学校の教育現場で働いてきました。特に生活科や総合的な学習の時間の実践や研究、幼児期から小学校への接続に関わる実践や研究(スタートカリキュラムなど)、特別活動などを通じて、子どもの輝く姿をたくさん見ることができました。また、大学院やそれ以降の学びの中では、地域や子どもを取り巻くすべての大人が力を合わせて豊かなコミュニティをつくることが「子どもを豊かに育む」ことにつながることを実感しました。子ども自身が学びを広げ、深めていけるように支援することは、大人自分自身の学びや、成長にもつながります。子どもと関わりたい、その成長を見守りながら人の役に立つ仕事がしたい、と考えているみなさん。ぜひ一緒に学んでいきましょう。

担当科目

教育体験ⅡA、

教育体験ⅡB、

教育実習(幼・小)、

生活、

特別活動、

教職論、

 

担当科目の内容

◇教育体験ⅡA/ⅡB◇

小学校の教育活動に参加することを通して、子ども、学校、教師、授業、生活指導など、小学校の教育活動全般にわたって実践的に学び、子どもの成長や担任の関わり方について考えていきます。

◇教育実習(幼・小)◇ ※小学校

教育実習では、習得した知識や技能を活用し、子どもたちに働きかけ、その変容や成長を見つめていきます。また、自らの課題に積極的に取り組み、進路としての教職について自分自身を見つめていきます。

◇生活◇

小学校低学年に設定されている生活科の学習内容とその構成について理解を深め、実際に「探検」や「制作」「交流」などを体験することを通して具体的に学んでいきます。また、幼児教育から小学校教育への接続、中学年以降の教育への連続性についても考えていきます。

◇特別活動◇

学校や学級を活性化させる教育活動である特別活動の目的や内容を把握し、学級活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事の各内容を理解して、具体的な指導計画や指導法を学んでいきます。

◇教職論◇

職業人としての教師の仕事について、一日の仕事や学習指導、学級経営、学校の組織やその中で果たす役割、学校の抱える課題への対応について学びながら、教師に求められる資質・能力や、自分の適性や課題、将来の職業としての目指す教師像なども考えていきます。

業績

■著書
『評価と学習カード』 小学館(2003)共著
『小学校生活科全単元の絶対評価』 明治図書(2003)共著
『小学校学習指導要領の解説と展開 生活編』 教育出版(2008)共著
『小学校新学習指導要領の展開ー生活科編』 明治図書(2008)共著 
『小学校学習指導要領 ポイントと授業づくり 生活』 東洋館出版社(2009)共著
『小学校新学習指導要領の授業ー生活科実践事例集』 小学館(2010)共著
『観点別学習状況の評価規準と判定基準』 図書文化(2011)共著
『生活科・総合的な学習 感動ドラマを創る子どもたち』 教育出版(2012)共著
『考えるってこういうことか 「思考ツール」の授業』 小学館(2013)共著
『小学校新学習指導要領の展開 生活』 明治図書(2017)共著
『小学校教育課程実践講座 生活』 ぎょうせい(2018年)共著
『MINERVA はじめて学ぶ教科教育10  初等生活科教育』 ミネルヴァ書房(2018)共著
『新・教職課程第15巻 初等生活科教育・初等音楽家教育・初等図画工作科教育・初等体育科教育・初等総合的な学習の時間』  協同出版(2020)共著

■論文
『中学生の成長を支える地域・専門家・行政・学生が一体になった地域協働活動の内実と課題の分析~東京都三鷹市の「三鷹ジュニアビレッジ」(四中ゆないと)の取り組みを通して』「新たな学び・学校のかたち(3)叢書「教職の魅力共創⑤」 愛知教育大学出版会(2024) 共著
『教師の資質能力の育成と指導教諭の役割』白百合女子大学初等教育学科紀要『保育・教育の実践と研究』第9号 共著 
『特別活動と総合的な学習の時間に関する一考察:特別活動が総合的な学習の時間につながった事例から』白百合女子大学初等教育学科紀要「保育・教育の実践と研究」第9号 共著

経歴

【経歴】
東京都出身。東京学芸大学大学院教育学研究科(教育支援協働実践開発専攻)修了。教育学修士。
青山学院大学文学部教育学科卒業後、足立区、中野区、練馬区等の東京都公立小学校に勤務、主任、主幹、指導教諭(生活科)として勤める。2018年、東京都教育員会表彰(事由:生活科教育の推進)。新人育成教諭を経て、2022年度退職。2022年より、非常勤講師として日本女子大学家政学部児童学科及び通信教育課程において「生活」を担当(2025年度より通信教育課程のみ)。また2025年度より、非常勤講師として東京学芸大学教育学部において「学社連携と児童・生徒」を担当。
2024年9月、白百合女子大学人間総合学部初等教育学科に特別専任教員(准教授)として着任。

【社会活動等】
国立教育調査研究所 「研究指定校に係る質問紙調査」検討委員(2005)
文部科学省「小学校学習指導要領解説 生活編(平成20年8月)作成協力者(2006~2008)
練馬区小学校教育研究会「練馬区教育課程編成作成資料」委員会委員(生活科 総合的な学習)(2008・2018)
練馬区教育委員会「練馬区教育委員会接続期プログラム作成協力委員」(2018)
東京都生活科総合的な学習教育研究会 委員及び論点整理委員長
教員対象研修会講師(高松市・東京都教職員研修センター・世田谷区・千代田区・足立区・江東区・国分寺市ほか)(2012年~現在)
東京都区市小学校教育会・校内研究会講師(港区・目黒区・足立区・大田区・中央区・練馬区・板橋区・江東区・新宿区・渋谷区・豊島区・北区・葛飾区・杉並区・墨田区・荒川区・清瀬市・日野市・立川市・多摩市・小平市・西東京市・町田市・武蔵野市・八王子市・青梅市・武蔵村山市・東大和市・昭島市・府中市・東村山市ほか)
山梨県やまなし幼児教育センター「保幼小連携教育研修会」(第2回・第3回)講師(2022・2023)
三鷹市中央学園コミュニティ・スクール委員(2024~)
東京都美術館アートコミュニケーター(2024~)

【所属学会】
日本生活科・総合的学習教育学会
日本学校教育学会
日本教育支援協働学会

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