7 ⽉29 ⽇(⽕)・30 ⽇(⽔)の2 ⽇間にわたり、⾼校⽣のための「フランス語サマースクール」を開催しました。⽩百合⼥⼦⼤学の⾼⼤連携プログラムとして2017年から毎年夏に実施している企画で、今年は45名の⾼校⽣が⽩百合のキャンパスでフランス語やフランス⽂化について学びました。
【レベルは3クラス】初心者クラス・準初心者クラス・経験者クラス

全体ガイダンス

準初心者クラス
サマースクールでは、初⼼者、準初⼼者、経験者の3クラスに分かれて、各⾃のレベルにあったフランス語の授業を受けることができます。2⽇⽬の午後には、初⼼者は「⾃分のこと」について、準初⼼者は「架空の旅⾏」について、経験者は「興味のあるテーマ」についてのフランス語のスピーチに挑戦しました。⼈前でフランス語を話すのは初めてという受講者も多くいましたが、精いっぱい取り組んだ成果を⽴派に披露することができました。

経験者クラス

初心者クラス
フランスパンの歴史からモリエールの喜劇まで揃う多彩な文学・文化プログラム
準初⼼者・経験者を対象とした⽂学の授業では、フランス⽂学作品を通して「幸福」について考えたり、17 世紀の作家モリエールの喜劇を読んだりしました。また、全員を対象とした探究の時間ではオリジナル留学計画を作成し、⽂化の授業ではフランスのパンやその歴史について学びました。

フランスのパンで学ぼう!の授業風景
「フランスのパンで学ぼう!」の授業では、フランス語でパンの注文の仕方を学びました。ネイティブのフランス語が体験できるクラスです。

フランスのパンで学ぼう!の授業風景
文学で学ぼう(1)の授業で取り組んだ課題は、「幸福って、なんだろう?―フランス⽂学で考える“ほんとうの幸せ”」です。ユゴー、ルソー、アラン、ヴォルテールといったフランスの作家・思想家の言葉を紹介しながら、「本当の幸せとは何か」を一緒に考えました。

文学作品で学ぼう(1)の授業風景
授業で扱ったのは、モリエールの喜劇『女房学校』。一見、手ごわく感じられますが、一文ずつ丁寧に読み進めていくと、案外知っている文法と単語で読解できることを知りました。

文学作品で学ぼう(2)の授業風景
探求学習クラスのテーマは「オリジナル留学計画を作ろう~フランス語で世界とつながれるか~」。想像の羽を自由に広げて、素敵な留学プランを作りました。

探求学習の授業風景
終了時に⾏ったアンケート調査では、フランス語の授業内容について受講者の68.2%が「満⾜」、27.3%が「どちらかといえば満⾜と感じた」と回答し、95%以上の⽅から⾼い評価を得ました。また、今後もフランス語(フランス⽂化・⽂学)を学びたいと思うか?との問いには、なんと全員(100%)が「学びたい」と回答しました。感想欄には、フランス語の学びから⾒出された興味や、フランス語を学ぶ仲間を得られた喜び、ネイティブ・スタッフや教員、学⽣スタッフとのやり取りの楽しさなどがつづられていました。受講してくださったみなさん、これからもぜひフランス語の勉強を続け、フランスやフランス⽂化に関⼼を持ち続けてください。
Merci beaucoup et bonne continuation !
(フランス語フランス文学科研究室)