7月18日、グローバルビジネスプログラム(GBP)科目「リーダーシップ応用」(担当:上野由佳准教授)において、日本貿易振興機構(ジェトロ)の河野真樹子氏をお迎えし、「異文化交流の架け橋となる仕事とは」をテーマにご講演いただきました。本講義は、授業で学ぶ「全員参加型リーダーシップ」を、グローバルな環境でどのように活かせるかを探ることを目的に企画されたものです。
河野氏は、日本産農林水産物・食品の輸出促進に携わる具体的な業務内容を紹介。特に商談会においては「国・地域ごとにアプローチを変えることの重要性」、SNS運用では「フォロワーの共感を得ることの大切さ」を強調されました。これらの事例を通じ、学生たちはビジネスにおける「異文化理解」と「共感力」の必要性を実感しました。
講義の締めくくりには、キャリア形成に向けて「自分の得意分野や関心のある国・地域、将来像に加え、社会にどのように貢献したいのかを考えることが大切」とのエールが送られました。
【学生からの感想 〜一部抜粋〜】
・ 日本の企業がどのように海外と関わり、どんな工夫をしてビジネスを展開しているのかを知ることで、自分の将来にも新たな可能性を見つけることができた。
・単にビジネス面の支援だけでなく、「日本の魅力を海外に発信する」という文化や価値観の広がりにも関わっている点が非常に興味深かった。
・商品をただ売るのではなく、その背景にあるストーリーや文化を伝えることで、より深い理解と共感を得ることができると学んだ。
・自分の常識が相手にとっては非常識かもしれない。だからこそ、まずは相手の背景を理解しようとすること、そして自分の価値観を押し付けすぎないことが、信頼関係を築くうえで重要なのだと学んだ。
・世界に目を向けると同時に、自分の身近なことからも学んでいく姿勢が大切だと気づけた。これからは「自分にできることは何か」という視点を持って、視野を広げる努力をしていきたいと思う。
グローバルビジネスプログラムでは、グローバルな環境で働かれている方々をお招きして実際ビジネスの現場で必要なことを学ぶ機会を大切にしています。
(グローバル言語・文化教育センター)