学びの内容

言語・文学専攻(博士)

修士課程の成果をさらに高度なものに

本専攻は、修士課程3専攻(国語国文学専攻、フランス語フランス文学専攻、英語英文学専攻)における教育・研究の成果を、さらに高度の学問的な水準に発展させることを目的として、1997年4月に開設されました。
3専門分野(日本語学・日本文学、フランス語学・フランス文学、英語学・英米文学)から特定の研究領域を選び、主体的かつ専門的に研究する「専門科目」と、学際的な研究を推し進めるための「関連科目」が中心となります。
言語・文学の研究をめぐって、20世紀後半から隣接領域(歴史、思想、芸術など)の研究成果を援用する動きが活発です。本研究では、こうした学際的研究の歴史的、構造的関連を考察し、専門分野における研究の視野を広げ、新しい研究領域の開拓にも積極的に取り組んでおります。

新しい発想と研究の推進

3専門分野にわたるテーマを扱ったオムニバス形式の講座では、さまざまな専門分野の教員と院生(修士・博士)が集い、学際的な研究に基づく活発な議論を展開します。ここでは各専攻が言語・文学の研究という共通性を端緒に、独自の思考方法、独自のアプローチを持ち寄ることで、新しい知の力が生まれることを期待します。
特定の言語による文学研究を見直す方法を模索しながら、現在当面する状況を改善したい思いがあり、それがオムニバス講義に反映されています。分野の境界を超えようとする試みは、学部においてもいくつかその例を見ることができますが、より広範な知識を必要とすることや、その習熟度において、大学院にふさわしいテーマと言えましょう。

教育研究上の目的

【博士(後期)課程】

言語・文学専攻は、日本語、フランス語、英語およびそれらの言語を用いて表現されたもの全般に関する学術研究の方法を身につけ、国際的・学際的な視野にたつ深い学識と高度な専門的研究能力を磨き、専門分野に新たな知見を加えて、その発展に寄与し、また学識を広く社会に還元できる研究者、教育者の養成を目的とする。

入学者受け入れ方針(アドミッションポリシー)

【博士(後期)課程】

日本語、フランス語、英語等の言語、および、それらを用いて表現された文学や文化について専門的な研究を行うために必要な知識と言語能力を有し、深い洞察力と思考力を持って新たな問題提起や発見を成し遂げることで、研究の発展に寄与することを希望する人を求めます。
 

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

【博士(後期)課程】

日本語圏、フランス語圏、英語圏の三つの領域の言語、文学、文化全般にわたる視野と問題意識を涵養するために、三つの専門分野の教員が共同で担当する「オムニバス科目」を設置する。外部の講師も交えた多様な研究に接することで、三つの領域全般の最新の研究動向に関する知識を得るとともに、自らの関心と課題にふさわしい研究方法を見いだしていく。
それぞれの関心と課題に基づく研究を深化させ、博士論文を作成するために「研究指導」科目を設置する。言語・文学専攻の博士論文審査基準にしたがって、指導教員とともに論文の内容を吟味しながら、博士論文を執筆していく。
また、附属する「言語・文学研究センター」の一員として、センターのプログラムに参加したり、『言語・文学研究センター紀要』に投稿することができる。これを通じて、学会等での発表の方法、投稿論文の執筆の作法を学ぶことができる。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

1.学生が修了時に身につけておくべき能力=教育目標、学修・研究目標

言語・文学専攻は、教育研究上の目的を達成するために、学生が修了する時点において、以下のような力を身につけることを教育目標および学修・研究目標として定める。これらの力を身につけ、課程修了の要件を満たした者に、博士(文学)の学位を授与する。

  1. 日本語、フランス語、英語およびそれらの言語を用いて表現されたもの全般に関する専門的な理論や知識、技能を修得し、自らの研究関心に応じて学術的研究の方法を身につけ、得られた知見を論文として発表し、当該学界に貢献し得ること。
  2. 日本語、フランス語、英語およびそれらの言語を用いて表現されたもの全般にかかわる社会的な要請を理解し、高度に専門的な貢献ができること。
  3. 日本語、フランス語、英語およびそれらの言語を用いて表現されたもの全般またそれに隣接する諸領域の研究動向に関心を持ち、新たな学問的あるいは現実的諸問題に対応できる柔軟な姿勢を持つこと。

2.論文審査基準

以上の目標を達成するために展開される教育活動および学修・研究活動の成果として提出される博士論文については、以下の基準によって評価される。

  1. 当該学界に学術上の寄与がなされるものであること。
  2. 先行研究の取り扱いが適切であること。
  3. 資料の取り扱いが適切であること。
  4. 論理的構成をとり、正確な記述であること。
  5. 研究が倫理的に適切であること。
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