本学の建学の理念を支えるキリスト教的人間観・霊性を学び直す場として、本学のカトリック教育センターが中心となって開かれる講座です。単なる教養の提供にとどまらず、生涯にわたる自己の内的形成への支援や、心豊かな次代の人間を育てるための人間観・生命観の学習にも力を注いでいきます。
誰かのために
今できること...
イエスは
「わたしの父は今も働いておられるから、わたしもまた働く」
「父が…いのちをお与えになるように、 子もまた…いのちを与える」
と言われました(ヨハネ福音書5・17,21)。
現代の日本でいちばん必要なことは、このイエスのもたらした新しい創造、新しいいのちの経験です。
イエスが教会に委ねた使命を、私たちの一人ひとりが自分のこととして引き受け、自分の周りから始めることが必要です。
そのためには、イエスの中にあった神のいのちをしっかりといただき直して、現代の日本に証しすることが不可欠でしょう。
白百合女子大学の設立母体である シャルトル聖パウロ修道女会のモットーは、 「すべての人にすべてとなった」(Ⅰコリント9・22)という聖パウロの精神です。この精神に従い、また先のイエスの言葉に信頼し、「誰かのために今できること」 のひとつとして、キリスト教的視点に基づく講座を開講しております。
教会関係者を始め、広くたくさんの皆様がご参加くださいますことを心よりお待ち申し上げております。