学びの内容

3つのポリシー

ディプロマポリシー
■文学部
 

所定の年限在学し、各学科が定める所定の単位を修得することで、以下の能力を身につけた学生に、学位を授与する。

  • 建学の精神の根幹にあるキリスト教、特にカトリシズムの人間観と世界観を理解するとともに、その今日的な意義と課題について自己及び人間の在り方を省みつつ論じることができる。あわせて、他者との関わりを通して自己の生きる意義を探求する態度、他者のために自発的に行動し協働する意欲をもっている。
  • 時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている。
  • 現代社会に求められる外国語学習を通じ、異文化への深い理解のために必須な能力を身につけている。
  • 専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知識と技能を身につけている。
  • 専攻する言語と文学、文化について、特定の問題を掘り下げ、自ら調査、研究して考えをまとめることができる。
  • 専攻する言語と文学、文化に関する教養をもとに、多様な人々と協働し、対話する能力を身につけている。 
■人間総合学部

【児童文化学科】
所定の年限在学し、本学科が定める所定の単位を修得することで、次に掲げるような力量を身につけた学生に学位を授与する。
建学の精神の根幹にあるキリスト教、特にカトリシズムの人間観と世界観を理解するとともに、その今日的な意義と課題について自己及び人間の在り方を省みつつ論じることができる。あわせて、他者との関わりを通して自己の生きる意義を探求する態度、他者のために自発的に行動し協働する意欲をもっている。
時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている。
現代社会に求められる外国語学習を通じ、異文化への深い理解のために必須な能力を身につけている。
本学の教養教育を基礎としながら、人間総合学部の「学部共通科目」を設定している。その学修を通じて、人間存在について客観的・科学的な理解にもとづき共感的な人間観を身につけている。
子どもを起点としつつ生涯にわたる発達過程と発達像について学ぶことで、人間のもつ多様性と可能性について理解している。
それらの知識を実践するための、社会や文化、教育や保育活動の現状および可能性についての知識を獲得している。
子どもの頃親しみ今も関心をもっている児童文化・児童文学について、自身の興味を活かし、自ら問いをたて、主体的に探究することができる。
子どもと大人が共有する文化の多様性を把握し、現代社会が求める文化の創造にかかわる知識・発想力・思考力・表現力を身につけている。 
人間の原点である「子ども」の視点に立って文化を見直し、子どもを通して伝承されてきた文化や次世代を担う子どもの視点を活かした文化に関与しうる知識やコミュニケーション力を身につけている。 
 
【発達心理学科】 
所定の年限在学し、本学科が定める所定の単位を修得することで、次に掲げるような力量を身につけた学生に学位を授与する。
建学の精神の根幹にあるキリスト教、特にカトリシズムの人間観と世界観を理解するとともに、その今日的な意義と課題について自己及び人間の在り方を省みつつ論じることができる。あわせて、他者との関わりを通して自己の生きる意義を探求する態度、他者のために自発的に行動し協働する意欲をもっている。
時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている。
現代社会に求められる外国語学習を通じ、異文化への深い理解のために必須な能力を身につけている。
本学の教養教育を基礎としながら、人間総合学部の「学部共通科目」を設定している。その学修を通じて、人間存在について客観的・科学的な理解にもとづき共感的な人間観を身につけている。
子どもを起点としつつ生涯にわたる発達過程と発達像について学ぶことで、人間のもつ多様性と可能性について理解している。
それらの知識を実践するための、社会や文化、教育や保育活動の現状および可能性についての知識を獲得している。
心理学の主要分野の基礎的理論を理解し、人間の心を探求する基本的なデータサイエンススキル(知識・技能)を身につけている。
人間は遺伝的・生得的に規定されると同時に、 社会文化的文脈によっても大きく左右されるという生涯発達心理学の考え方(思考・判断能力)を身につけている。
発達心理学および発達臨床心理学に関する専門知識を有し、その知識を適切に表現し、 説明する力(表現力・説明力)を身につけている。
現代社会における発達心理学的課題に関心を持ち、 その課題解決に向けて自発的に取り組む姿勢(関心・意欲・態度)を身につけている。
 
【初等教育学科】
所定の年限在学し、本学科が定める所定の単位を修得することで、次に掲げるような力量を身につけた学生に学位を授与する。
建学の精神の根幹にあるキリスト教、特にカトリシズムの人間観と世界観を理解するとともに、その今日的な意義と課題について自己及び人間の在り方を省みつつ論じることができる。あわせて、他者との関わりを通して自己の生きる意義を探求する態度、他者のために自発的に行動し協働する意欲をもっている。
時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている。
現代社会に求められる外国語学習を通じ、異文化への深い理解のために必須な能力を身につけている。
本学の教養教育を基礎としながら、人間総合学部の「学部共通科目」を設定している。その学修を通じて、人間存在について客観的・科学的な理解にもとづき共感的な人間観を身につけている。
子どもを起点としつつ生涯にわたる発達過程と発達像について学ぶことで、人間のもつ多様性と可能性について理解している。
それらの知識を実践するための、社会や文化、教育や保育活動の現状および可能性についての知識を獲得している。
保育者・教師としての実践の基礎となる知識や技能を身につけ、その基盤となる保育・教育に関する諸理論について理解できている。
大学で修得した理論や知識及び技能を、保育・教育の現場で活用することの意義と課題について理解できている。
保育・教育に関わる者として生涯学び続けるための探究の方法を身につけ、自ら取り組むべき課題について見通しを持っている。
 
カリキュラムポリシー
■文学部

建学の精神と教育理念に基づいて、修得した知識を自己の人格的成長と他者への愛に変えうる豊かな知性と感性を身につけるために、1・2年次に必修科目の「キリスト教学」を、3・4年次に多彩な科目の中から自己の関心と意欲に応じて選択必修科目として履修する「宗教学」を配置する。
1.「キリスト教学Ⅰ」では、建学の精神を学び、その根底にあるキリスト教的価値観に基づく生き方に触れるとともに、福音書を中心とした聖書の基礎的知識を学ぶ。受講者相互によるプレゼンテーションを実施し、自己理解と他者理解を深める。
2.「キリスト教学Ⅱ」では、建学の精神の理解を深め、キリスト教的人間観・世界観とその今日的意義について考察する。聖書の主要箇所とキリスト教の歴史的展開を人間の生きる意義と現代世界の多様な課題とに関連づけて学び、現代に生きる私たちの在り方を考える。
3.「宗教学」では、キリスト教学での基礎的な学びを土台に、本学の教育目標「真・善・美」に向かって諸学問・諸宗教との関連から広い視野で学ぶ。思索の基盤を養い、人間の尊厳といのちの意味について考え、他者の苦しみや痛みに目を向け、地球規模での現代世界の諸問題と対峙し、社会の中での具体的な生き方につなげていく。
幅広い教養を涵養し、学際的な視点から専門分野を捉える能力を育成するために以下の科目群を設置する。
1.初年次科目群
2.教養科目群(人文科学・社会科学・自然科学)
3.健康・スポーツ科目群
4.情報・データサイエンス科目群
グローバル社会に求められる語学力とコミュニケーション力、異文化への深い理解力を身につけるために、次の選択必修・選択科目を提供する。
1.英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語の外国語科目を設置し、少人数クラスで文法から発音、日常会話まで基礎からバランスよく学ぶ。
2.学生個々のレベルにあわせた習熟度別のクラス編成により、効率的にレベルアップを図る授業体制をとり、随時、ICT設備を利用する。
 
専攻する言語と文学、文化に関する基本的な知識と技能を習得するために、1・2年次に基礎科目を設置する。
専攻する言語と文学、文化について、自ら調査、研究して考えを発表し、議論を通じて問題解決をはかる力を涵養するために、演習科目を設置する。
専攻する言語と文学、文化を多方面から理解し、多彩な専門知識を身につけるために、講義科目を設置する。
専攻する言語と文学、文化に関して、自ら設定した課題について考究し、卒業論文・レポートを完成させるために、3年次からゼミを設置する。
 
【国語国文学科】
文学部のカリキュラム・ポリシーに基づき、国語国文学科は以下のような方針でカリキュラムを編成する。
古代から現代に至る日本語日本文学の多様な世界を探求し、この学びをとおして、日本語による論理的思考力と想像力、表現能力を育み、そこから見出されるテーマを追究するために、以下の科目を置く。
・基本的知識を広く吸収するとともに、研究活動を行うための姿勢を培うため、少人数の基礎演習や基礎講読を置く。
・日本語学、日本文学、日本語教育の幅広い分野に目を向けるとともに、専門的に取り組みたい領域を模索し見定めるため、各領域を総合的に俯瞰する科目(総合研究)を置く。
・各領域について知見を深め、調査、研究する技能を高めるため、専門性の高い演習やさまざまな内容の講義科目を置く。
・学びの集大成となる卒業論文を執筆するため、自ら選択した専門領域における特定の問題を掘り下げて調査、研究し、議論を通して問題解決をはかる、ゼミ形式の演習(テーマ別研究)を置く。
 
【フランス語フランス文学科】
文学部のカリキュラム・ポリシーに基づき、フランス語フランス文学科は以下のような方針でカリキュラムを編成する。
世界の共通語の一つであるフランス語を習得し、幅広い時代のフランス文学にアプローチしながら、フランス語圏の社会・文化・歴史を総合的に探究する能力を身につけるために、以下の科目を置く。
・「リーディング」「ライティング」「ヒアリング」「スピーキング」の4技能をバランスよく伸ばすため、1・2年次に、未習者・既習者別の少人数クラスによるフランス語学習の基礎科目(1年フランス語総合Ⅰ・Ⅱ、1年フランス語コミュ ニケーションⅠ・Ⅱ、2年フランス語総合Ⅰ・Ⅱ、2年フランス語コミュ ニケーションⅠ・Ⅱ)を置く。さらに実践的なコミュニケーション力と読解力を身につけるため、3年次にフランス語学習の発展科目(フランス語発展総合 Ⅰ・Ⅱ、フランス語発展読解Ⅰ・Ⅱ)を置く。
・フランス語圏の文学・文化・歴史・社会への関心を深め、専門的学習の基盤となる知識を習得することを目的とした基礎科目(フランス語圏文化概論Ⅰ・Ⅱ、フランス文学概論)をそれぞれ1年次と2年次前期に置く。
・選択したコースに沿って専門科目を履修することで、それぞれの関心領域に応じて専門知識が体系的に身につくよう、「フランス語特別強化」「フランス文学社会文化」「フランス歴史芸術文化」「フランス生活文化」の4つのコースを設置する。
・フランス語ならびにフランス語圏の文学・文化・歴史・社会について、専門的知見を身につけるために、講義科目(フランス文学歴史研究、フランス社会文化研究、フランス芸術文化研究、フランス生活文化研究)を2~4年次に置く。
・フランス語ならびにフランス語圏の文学・文化・歴史・社会について、自ら調査、研究して考えを発表し、議論を通じて問題解決をはかる力を涵養するために、演習科目(フランス語上級演習、フランス文学歴史演習、フランス社会文化演習、フランス芸術文化演習、フランス生活文化演習)を3~4年次に置く。
・関心のあるテーマについての研究を掘り下げ、十分な時間をかけてレポート・卒業論文を執筆するため、2年次後期にゼミへの導入科目(専門ゼミ準備研究)を、3~4年次にゼミ(専門ゼミ)をそれぞれ置く。
 
【英語英文学科】
文学部のカリキュラム・ポリシーに基づき、英語英文学科は以下のような方針でカリキュラムを編成する。
異文化に関する深い知識と確かな英語運用能力を身に着け、日本の魅力を世界に発信できる人材を育てるために、以下の科目を置く。
・英語運用能力を総合的かつ効率的に高めるため、1年次より技能別・少人数制の必修英語科目を置く。さらに、4技能の統合を目標とする選択必修科目群「Integrated English」を2~4年次に置き、英語の思考力・表現力を発達させながら、段階的に高度な英語コミュニケーション能力を身に付ける。
・言語と文学、文化への視野を広げ、3年次以降の専門分野を決定するために、1・2年次に必修基礎科目「入門セミナー」を設置する。
・演習形式でリサーチ・スキル及びプレゼンテーション・スキルの向上を図るために、3年次にゼミ科目「3年セミナー」を置く。4年次には、自ら設定した課題について考究し、卒業論文を完成させるためにゼミ科目「特別演習」を置き、卒業論文の制作に必要な知識を習得する。
・専門領域に関する知識・技術を修得するため、下記の通り4つの「コース(科目群)」ごとに、その特徴を備えた講義科目を設ける。 
<ブリティッシュ・スタディーズ>
イギリスを中心とする英語圏の文学・文化・歴史を学ぶことにより、現代グローバル社会の成立過程を理解し、今日の諸問題を読み解くために必要な歴史的・文化的リテラシーの獲得を目指す。専門的学習の基盤となる「イギリス史」「イギリス文学史」などの基礎科目を1~3年次に置き、専門的知見を深めるための「イギリス文学研究」「イギリス文化研究」などの専門科目を2~4年次に置く。 
<アメリカン・スタディーズ>
アメリカを中心とする英語圏の文学・文化・歴史を学ぶことにより、現代グローバル社会の成立過程を理解し、今日の諸問題を読み解くために必要な歴史的・文化的リテラシーの獲得を目指す。専門的学習の基盤となる「アメリカ史」「アメリカ文学史」などの基礎科目を1~3年次に置き、専門的知見を深めるための「アメリカ文学講義」「アメリカ文化講義」などの専門科目を2~4年次に置く。 
<ことばとコミュニケーション>
言語研究と実践的コミュニケーション能力の両面からの養成を目指す。日英語の対照を意識させながら、「英語音声学」や「英語学概論」などの授業を基軸として、早期英語から成人に至る広い年齢層をも視野に入れ、言語そのもの及びその使用の両面からの研究を目指すための専門科目を置く。 
<国際社会・文化>
日本を中心に国際社会や文化・歴史について多様な視点から学ぶとともに、国際化が進む世界について英語で議論し、発信する力を養うために、(1)課題解決型授業を中心に学びを展開する、(2)コースで開講するすべての授業を英語で行う、(3)国際社会において日本がどのように位置付けられてきたのかを体系的に学ぶための専門科目を置く。      

■人間総合学部

建学の精神と教育理念に基づいて、修得した知識を自己の人格的成長と他者への愛に変えうる豊かな知性と感性を身につけるために、1・2年次に必修科目の「キリスト教学」を、3・4年次に多彩な科目の中から自己の関心と意欲に応じて選択必修科目として履修する「宗教学」を配置する。
1.「キリスト教学Ⅰ」では、建学の精神を学び、その根底にあるキリスト教的価値観に基づく生き方に触れるとともに、福音書を中心とした聖書の基礎的知識を学ぶ。受講者相互によるプレゼンテーションを実施し、自己理解と他者理解を深める。
2.「キリスト教学Ⅱ」では、建学の精神の理解を深め、キリスト教的人間観・世界観とその今日的意義について考察する。聖書の主要箇所とキリスト教の歴史的展開を人間の生きる意義と現代世界の多様な課題とに関連づけて学び、現代に生きる私たちの在り方を考える。
3.「宗教学」では、キリスト教学での基礎的な学びを土台に、本学の教育目標「真・善・美」に向かって諸学問・諸宗教との関連から広い視野で学ぶ。思索の基盤を養い、人間の尊厳といのちの意味について考え、他者の苦しみや痛みに目を向け、地球規模での現代世界の諸問題と対峙し、社会の中での具体的な生き方につなげていく。
幅広い教養を涵養し、学際的な視点から専門分野を捉える能力を育成するために以下の科目群を設置する。 
1.初年次科目群 
2.教養科目群(人文科学・社会科学・自然科学) 
3.健康・スポーツ科目群 
4.情報・データサイエンス科目群
グローバル社会に求められる語学力とコミュニケーション力、異文化への深い理解力を身につけるために、次の必修・選択科目を提供する。
1.英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語の外国語科目を設置し、少人数クラスで文法から発音、日常会話まで基礎からバランスよく学ぶ。
2.学生個々のレベルにあわせた習熟度別のクラス編成により、効率的にレベルアップを図る授業体制をとり、随時、ICT設備を利用する。
 
各学科の専門性の中から領域横断的な「学部共通科目」を設置している。学習者の進度や興味に応じて、視野を広げるべく、履修の順序や対象学年の制約を設けず、1~4年次に履修できるようにしている。
 
【児童文化学科】
児童文学・児童文化・制作創作の3分野にわたって[選択科目]を置き、自身の関心に合わせて主体的に履修することを重視する。それらの学修成果を結びつけて自己ステップアップができるように1年次から4年次までの各年次に[必修科目]を置く。
[選択科目]
自ら知的関心を持って主体的に学べるように、学生が子どもの頃や今も関心を抱いている「絵本」「児童文学」「マンガ」「アニメ」「おもちゃ」「人形」「キャラクター」等に関する科目を1年次から履修できるように配備する。また、「伝承文学」「ファンタジー」「YA文学」「サブカルチャー」等、子どもに限らず大人も共有する分野にかかわる科目を設け、ボーダーレス化が進む現代社会の文化について学べるようにする。
[必修科目]
選択科目で得たものを、専門的な知識とともに自身の発想力・思考力・表現力・コミュニケーション力の養成に役立て、自ら確認し成長していけるように必修科目を設ける。
1年次では、「児童文化入門」「児童文学入門」等を履修し、専門分野の基礎となる知識や考え方を学ぶ。2年次「基礎演習」では、半期ずつ異なる領域(児童文学・児童文化・制作創作)から履修することにより、自身の関心や学修方法を見極めることを目指す。3年次「演習」では、履修してきた科目や基礎演習の学修をもとに、専任教員が開くゼミを選択し、卒業論文・卒業制作に向けて、より専門的な知識を修得しつつ思考力や表現力を磨く。4年次では、4年間の学修の集大成として、自らの関心を活かしたテーマを選び、分析し考察し表現する形で卒業論文・卒業制作を完成させる。
 
【発達心理学科】
ディプロマ・ポリシーを踏まえて、心理学の基礎的領域・発達心理学および発達臨床心理学に特化した高度な専門領域・発達心理学の応用領域の3つの領域にわたって科目を設置している。
[心理学の基礎的領域] 
1・2年次では、心理学全般に関する概論や基本的方法論を学ぶ実習科目を通じて、心理学の基礎的理論と各種方法論(実験・調査・観察・面接・検査、文献講読)について学ぶ。また、実証科学としての心理学の基礎である心理統計学について、基本的な考え方と基礎的なデータ分析法を修得する。
3・4年次では、認知心理学、パーソナリティ心理学、社会心理学、教育心理学、健康・医療心理学、犯罪心理学などについての講義科目を通して、心理学の主要分野について幅広く理解する。
[発達心理学及び発達臨床心理学に特化した専門領域] 
1・2年次では、発達心理学と発達臨床心理学に関する概論および基礎的な演習科目を通じて、生涯にわたる心理的発達の様相とそれぞれの発達段階での臨床的支援の課題について理解する。
3・4年次では、発達心理学及び発達臨床心理学に特化した専門的・臨床的な理論と方法論について、各自の興味・関心に応じた多様な講義と演習科目を通じて学ぶ。また、公認心理師資格科目の履修者については、指定講義・演習科目のほか、学外の臨床関連施設(病院・福祉施設・学校・司法矯正機関など)での学外実習をおこなう。
[発達心理学の応用領域] 
3年次には研究法に関する演習科目を通して、卒論に向けた具体的な課題設定をおこない、研究計画の立案や具体的なデータ収集・分析の作業を通じて研究方法論を修得する。
4年次には学修の集大成として、人間の生涯にわたる発達や心の健康に関する発達心理学的課題について実証的な検討をおこない、卒業論文を作成する。
 
【初等教育学科】
幼稚園教諭・保育士と小学校教諭の養成を学科の目標とするが、学校・園の種別による教育内容・教育方法の違いに対応できるように、履修上のコースとして、幼児教育コースと児童教育コースを設定する。いずれのコースにおいても、教育職員免許状、また保育士資格が取得できるように、法令に準拠したカリキュラムとして設定する。
まず、幼稚園・小学校で取り扱われる教育内容の基盤となる知識や技能を養う科目としての「領域及び保育内容の指導法に関する科目」や「教科及び教科の指導法に関する科目」、教育及び教育的指導に関する基礎的・理論的また実践的な内容を取り扱う科目としての「教育の基礎的理解に関する科目等」を学ぶ。「保育に関する科目」においても、保育に関する理論と知識・技能、またそれらを実践の場で活かすための内容を学ぶ。
次に、学校や園において子どもとともに活動する体験を通じて学ぶ【教育体験】【保育体験】、そして【教育実習】【保育実習】では、現場の保育者・教師の指導のもとに、子どもの活動を見守り、支え、指導する経験から学ぶ。総まとめとして履修する【保育実践演習】【教職実践演習】では、幼稚園・小学校教職課程、保育士養成課程の学修を総括し、実践的な力量形成を目指す。
そして、専門的職業人としての教師・保育者は、自ら課題を設定し、学修・研究を深めていくこともまた重要である。教科内容や教職に直接係わる課題、さらに教育学や保育学の研究領域について広く関心を持ち、理論と実践を結びつけながら自らの興味に基づいて研究していくだけの力量を形成することを目指す。総まとめとしての【卒業研究】に向けて、2年次の【初等教育基礎演習】、3年次の【初等教育演習】を中心として、隣接領域科目としての児童文化学科、発達心理学科の科目履修も視野に入れながら、学生の関心に応じた幅広く専門的な学修に発展するよう配慮していく。 
アドミッションポリシー

本学の「建学の精神」「教育目標」を理解し、各学科の教育課程を履修するために以下に示した必要な素養・学力を備えた人を求めます。

【国語国文学科】

  • 古典から現代までの日本文学、また、日本語や日本の文化、あるいは外国人に日本語を教えることに興味・関心を持つ人。
  • 興味ある領域について自分で問題を発見し、これを深く掘り下げられる人。
  • 高校時代に古典(漢文)を含めた国語の学習に熱心に取り組み、高い語彙力を有していることが望ましい。

【フランス語フランス文学科】

  • 母国以外の言語・文化に興味を持ち、フランス語圏を中心としたさまざまな世界の文化・社会問題に強い関心を持つ人。
  • 異なった文化的背景を持つ人たちとの交流経験がある、または興味・関心を持つ人。
  • 高校時代に、特に国語、外国語(英語・フランス語など)の学習に熱心に取り組み、十分な読解力と表現力を有していることが望ましい。

【英語英文学科】

  • 英語圏と日本を中心に国際的な文学・文化・社会、および英語コミュニケーションの理論を学ぶ意欲のある人。
  • 高度な英語運用能力を駆使してグローバル/ローカルキャリアを歩みたいと強く望む人。
  • 高校時代に学習した英語の音声や文法の基礎について正確に理解していることが望ましい。

【児童文化学科】

  • 児童文化や児童文学に興味・関心を持ち、想像力と創造力に富んだ人。
  • 授業や課外活動に主体的に取り組み、自分が求めるものを見極められる人。
  • 高校時代に、特に熱心に取り組んできた科目や活動がある人が望ましい。

【発達心理学科】

  • 人間の心を科学的・実証的に探究することに興味・関心を持つ人。
  • 発達障害や心の諸問題の支援について、その専門的知識やスキルを学ぶ意欲のある人。
  • 高校時代に授業や課外活動に主体的に参加し、特に、高いコミュニケーション能力(国語・外国語を含む)を 有していることが望ましい。

【初等教育学科】

  • 保育士・幼稚園教諭・小学校教諭を目指す人、または子どもの支援や子育て支援に興味・関心を持ち、それを通じて社会に貢献したいと考える人。
  • 総合的な学習の時間や特別活動、部活動やボランティア活動などに主体的に参加してきた人。
  • 高校時代に教科全般を幅広く学習していることが望ましい。

 

履修系統図
 
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