児童文化学科
人間の原点である〈子ども〉を通して、多様な文化の在り方を考えます。
児童文学・児童文化・制作創作の3 分野からアプローチします。
新着情報
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2023年3月22日最新情報
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2023年3月22日最新情報
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2023年3月3日最新情報
「人形文化論」「サブカルチャー論」等をご担当の菊地浩平先生ご出演の番組『ねほりんぱほりんをねほりはほり』がSpotifyにて配信中です!
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2023年2月27日最新情報
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2023年2月24日最新情報
3つの特色
好きをきっかけに探って、考えてみる
絵本や童話、ファンタジー、アニメにゲーム、おもちゃやおまけ、キャラクター、テーマパーク……。子どもの頃に夢中になったものは何ですか?今も好きで楽しんでいるものもあるでしょう。自分の興味を深めることで、その魅力の理由を探ります。
子どもと大人が共有する文化を探究する
アニメ、ゲーム、キャラクターなど、子どもと大人が共有する文化が国際的な広がりをみせています。子どもも大人も夢中にさせる文化の多様性について考え、子どもの目線を生かした文化を創り出す力を養います。
人間の原点である〈子ども〉の視点から文化を創造する
人間の原点である〈子ども〉の視点に立って文化を見直します。子どもがどのような手触りで自分を取り巻く世界を感じ取っていくのかを児童文学・文化から考えていきます。新たな視点や思考力を養い、より豊かに生きるための力につなげます。
学びのキーワード
4年間の学び
「児童文化」から考える
おもちゃ、人形、キャラクター、ゲームなどから
子どもの気持ちや文化を読み解く。
世界的にも広がっている、日本発の「かわいい」って何でしょう。絵本や紙芝居、漫画・アニメ、おもちゃや人形、ゲームやテーマパークなどを対象として、キャラクターやグッズ、遊び場の広がりも視野に入れた「表象」「遊戯」文化を読解します。

子どもから大人まで、日本から世界へ、多様に広がる文化を学ぶ
[児童文化に関するさまざまな授業]
- 絵本論
- サブカルチャー論
- アニメ論
- マンガ論
- キャラクター論
- 紙芝居
- ストーリーテリング研究
- わらべうた研究
- おもちゃ論
- キャラクター文化研究
など
「児童文学」から考える
国内外の児童文学を多様なメディアと
連動させながら物語文化について探る。
『ハリーポッター』が本でも映像でも私たちの心をつかんだのはなぜでしょう。昔話、童話、絵本、ファンタジー、YA文学、海外や日本の児童文学などを取り上げ、原作だけでなく漫画、アニメ、舞台など多様なメディアと連動して「物語」文化を読解します。

[授業で扱うさまざま作品]
- 赤毛のアン
- 「ムーミン」シリーズ
- 不思議の国のアリス
- 「守り人」シリーズ
- 魔女の宅急便
- エルマーのぼうけん
- くまのプーさん
- ピーターパン
など
「制作・創作」から考える
絵本、アニメーション、童話などの
制作や創作を通して表現力を身に付ける。
一冊の絵本を作り上げることは、もう一つの世界を創り出すこと。それは、子どもや大人にとってどのような意味をもたらしてくれるのでしょう。絵本や童話、おもちゃ、アニメーション、キャラクターなどを実際に「作る」ことを通して、技術だけでなく「表現」する力を身に付けます。

ピックアップ授業
おもちゃと社会の関係を学ぶ
「おもちゃ論A」
「子どもとおもちゃと社会」の関係を研究。ぬいぐるみや着せ替え人形、ドールハウスやキッズコスメなどを取り上げ、おもちゃの可能性や現代社会との関係などを楽しく学びます。

日本独自の児童文化を理解する
「児童文化・紙芝居」
ストーリーとイラスト、読み手のパフォーマンスによって成立する紙芝居は、日本独自のメディアとして発展した児童文化財。さまざまな作品を鑑賞し、実演技術の基礎を身に付けます。

人形劇のテレビメディア史を学ぶ
「人形文化論B」
「子ども向け番組として一世風靡した人形劇。『ひょっこりひょうたん島』や『プリンプリン物語』などの人気作品を対象に、日本のテレビと人形劇の関係について学びます。

新しい世界観の児童文学を考察
「ネオ・ファンタジーA・B」
『ハリー・ポッター』シリーズに代表される新しい世界観を持つ作品群を考察。映像やインターネットの技術を背景とする表現方法、古典から発展する作品の系譜などさまざまな角度から学びます。

「グリム童話における子ども」を考察
「児童文学・ドイツA」
「グリム童話における子ども」というテーマに沿って、本来「子どものための教育の書」として編まれた『グリム童話集』の特徴と意義、刊行後200年経っても色あせない魅力を理解することを目指します。

発想の幅を広げ、自分の表現方法を見つける
「創作演習A・B」
回文やアナグラムなどの言葉遊びを通して言葉への関心と感受性を高めたり、さまざまな作品に触れながらストーリー作りの方法を学びます。発想の幅が広がり、自分の表現方法が見つかります。

コマ撮りの手法でアニメを制作
「アニメーション制作A・B」
コマ撮りのアニメーションを制作する演習です。キャラクターを創作してストーリーを考え、切り紙を使った半立体的アニメや、粘土の人形を使った立体アニメーションなどを制作します。

必修外国語
英語
選択外国語:フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語
取得可能資格等
- 司書
- 日本語教育副専攻 ※
- グローバルビジネスプログラム ※
※ 所定の単位を取得すると、本学発行の「修了認定書」が授与されます。
履修モデル
児童文化学科 履修モデル(PDF)
※履修モデルは、何をどのような順に学んでいくかを示すために卒業要件や資格取得要件等を元に作成したものです。ここに掲載する履修モデルはあくまで一例です。
2021年度卒業論文・制作題目(一部抜粋)
論文
- 上橋菜穂子の魅力~文章表現を中心に見る~
- クトゥルー神話の魅力~ラヴクラフト作品から見る恐怖の表現~
- グリム童話における女主人公の特徴
- 『サイモン VS 人類平等化計画』から見えてくるYA文学のカミングアウト問題
- 『カードキャプターさくら』の世界
- 10代における夏の永続性
—エヴァンゲリオンシリーズを手掛かりに— - ジェンダーからみる「スーパー戦隊」
—女性キャラの表象を通して— - グーフィーが握るディズニー作品の仕掛け
—演技と現実の境界—
制作
- おもちゃ『あそべるお菓子パッケージ』
- ミュージックビデオ『月みならい』
- 絵本『ぴーすけと花の精』
- 人形アニメーション『あたらしいともだち』